猛暑の身の守り方!
近年の夏の暑さは尋常でないですよね。
いよいよ40℃を超えてくるほどの気温上昇!
ただの猛暑ではなく、“災害級”の猛暑ということです。
連日「危険な暑さ」と警告されますし、「熱中症警戒アラート」は出ずっぱりですし、どうなってしまうのでしょうか。
ここまで気温が高くなったのは、わりと最近のような気がします。
私自身が子どもの頃の夏は「今日は暑い!」 という日で31℃くらいだったのを覚えています。
今では31℃なんて「ちょっと涼しい!」 くらいですよね?
ここ半世紀くらいで夏の気温が5℃以上は上がっているわけです。
そして、さらに、もう5℃上がろうとしている?!
こんな危険な猛暑となると、一番心配されるのは熱中症ですよね。
確かに命にも関わる重篤な症状には厳重な警戒が必要ですが、むしろ予防が肝心です。
しっかり予防することによって、かなり抑えられてる、回避できてるのではないかと思います。
ですので、意外と熱中症が一番多い夏の病気ではないんです。
(それでも重症化しやすく、救急搬送されるケースは多いです!)
一番多いのは何かというと、いわゆる夏風邪です。
胃腸にくるパターンと、喉が痛くて発熱するパターンがほとんどですが、数日~1週間ほどで改善するので、それほど心配要らないんです。
だからこそ、みなさんわりと無防備!
コロナ禍で厳重に感染予防していたため免疫が逆に落ちて、風邪にもかかりやすいということもありそうです。
子どものあいだではヘルパンギーナやRSの流行がまだ続いているようですし。
昔から夏は暑いものと決まっていましたが、古代人もまさかここまで暑くなるのは想定外だったのではないでしょうか。
歴史が長い東洋医学ですが、大昔から伝統として受け継がれてきた夏の養生法って、現代も役に立つのか不安になります。
昔ながらの夏の養生法の基本といえば、早起きして、活発に動き、汗をいっぱいかいて、食べるものは瓜系のスイカやきゅうり、冬瓜、それにとうもろこしや豆類がいいですよ~というもの。
早起きはよいとしても、この熱気のなかでは日中に激しく活動するのは限界がありますよね!
むしろ、できるだけ外に出ないようにと警告されてます。
食養生も、もちろん従ったほうがよいのですが、今はとにかく水分・ミネラル補給が最優先です。
そうすると、水分過多になってちゃんと栄養をまんべんなく摂るのが難しくなるような。
コロナ後遺症では身体のなかで水分の循環に滞りが出るようになって症状が出るケースが多いように感じます。
もちろん水分補給は重要なんですが、摂れば摂るほどよいというわけではありません。
ちゃんと身体中をめぐって潤わせて、そして不要なぶんはきれいに排出できないといけないのです。
余分な水分の排出がうまくできない、水はけが悪い身体になってしまうと、さまざまな症状が生じます。
むくみや吐き気、胃腸症状、めまいや耳鳴り、頭痛、などなどです。
ですので、水分の摂り方、そして排泄の流れにもっと注目していきたいですね。
また、暑いからと冷たいものを飲む機会が多くなります。
胃腸は冷えると働きが悪くなってしまいますので、できるだけ体温より低い飲み物・食べ物は控えるようにしていただきたいです。
胃腸が弱ると、とたんに夏バテしますからね!
免疫という観点からも、胃腸を守るのが一番重要ですよ。
人間の免疫の要は腸管が握っていると言っても過言ではありません。
有害なウィルスや最近から私たちを守ってくれているのは、まさに胃腸なんです。
ところが、暑いからといって冷たいものを飲んだり食べたりしがちで、夏は胃腸にとって試練の連続なんです。
むしろ自ら免疫力を落としてしまうようなものなので、夏風邪やコロナも流行しがちになります。
猛暑を元気に乗り切り、無事に秋を迎えるためには、胃腸の健康を守る食養生が鍵となりますよ~(^^)/
どうぞ安全な猛暑を!
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