冬じたくの季節です!
地球温暖化の影響か、暑い暑い夏が長く続くようになりました。
そのぶん春と秋が短くなったように感じます。
日本は四季のある国のはずなのですが、だんだん夏と冬だけになってきているのでしょうか。
ますます貴重な春と秋です。
まだかろうじて四季が残っているとして、次の季節に進む前のひと時(約18日間)を土用と呼ぶのです。
なので土用は年に4回ありますよ。
現代では夏の土用だけ「丑の日」のせいで有名になって、年に1度と思われていることが多いんですけどね。
土用はうなぎと関係してるわけではありません!
東洋医学では四季それぞれ春の気、夏の気、秋の気、冬の気が別々にあると考えます。
そして、季節の気が次に移り替わる時に変化があまりにも急にならないよう、できるだけマイルドになるよう土用が設けてあるのです。
急激に気候が変わったら負担が大きく、人間にとってもダメージじゃないですか。
それを避けるための、いわば緩衝帯、バッファーのような期間なんです。
その期間に次の季節の準備をするべし! という意味ですよ。
ですから、涼しくなってもいつまでも夏の装いで、生野菜サラダや冷たいドリンクばかりでなく、身体を冷やさない衣食住を心がけていきましょう。
生活も徐々に秋仕様にしていきましょう、というのが本来の夏土用なんですよね。
夏の土用の丑の日はうなぎの日として注目を浴びていますが、実はもともとはそんな目的があったんです。
それで秋の土用は、これからの冬に向けてもっと冷え対策をしていかないといけません。
心身ともに冬じたくをする時期なんです。
この目的を無視したり、意味を知らなかったりして準備が疎かになると体調を崩してしまいますよ。
毎年のように寒くなったとたんに風邪をひいたりして寝込んでしまう方、いらっしゃいますよね。
とくに冬の気は生き物にとって厳しく、ダメージも大きくなりがちですからね!
上手に季節の巡りを乗り切るためには、土用期間をうまく利用することからです。
というわけで、何を準備しましょうか?
1.服装
首まわり、足、お腹を冷やさないように、早めにスカーフやレッグウォーマーなどを用意してくださいね。
そして気温が下がったらすかさず装着!
我慢せずに、周りの目も気にせずに、ON!!
やせ我慢せずに温活を始めてくださいね!
お布団、寝具、パジャマなどを冬用に替えるのもお忘れなく。
2.入浴
毎晩ゆっくり湯舟につかって冷えた身体を温めましょう。
ぬるめがよいと言われますが、適温は人それぞれ。
ご自身で心地よく10分15分は浸かっていられる温度に調節してくださいね。
熱いお湯が好きな方はお風呂の後しばらく時間を置いて、ほてりがなくなってからお休みください。
身体が暑すぎると寝にくくなりますからね。
3.食事
胃腸の調子を整えて消化力をつけるのが基本です。
熱を通すと甘くなる野菜、サツマイモやカボチャ、玉ねぎ、キャベツなどがおすすめです。
生野菜のサラダよりも温野菜ですよ。
甘味と言ってもお砂糖たっぷりのスイーツではありませんので誤解のないように!
そして暴飲暴食は厳禁でお願いします。
4.お灸
消化を助け、風邪の予防や健康増進のためには、寒くなるとお灸が最適なんです。
免疫力を上げ、感染を予防するには身体を温めるのが◎です!
お灸は簡単なのでセルフケアとしてもっとメジャーになってほしいものです。
ほんわりあったかい温熱効果だけでなく、香りも癒し効果があって好評なんです。
どこにお灸をしたらいいのか、ぜひ専門家の鍼灸師にご相談くださいね。
来る冬の寒さに負けないカラダを作るためにも土用期間の養生がとっても大事ですよ!
本格的な冬が来る前に、しっかり準備していきましょう(^^)/
土用は冬じたくのチャンスです。
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