この季節の困りごと?
新年度が始まりました。
先月は不安定な天候が続き、桜の開花予想が大幅にズレこんでしまいましたね。
月末にまだ枯れ木のような桜の木の下でお花見をしていたグループもたくさん見かけました。
前から決まっていた日程なので仕方がないですよね。
桜の開花予想は難しいものです。
3月は春の嵐(お彼岸中に雪も!)や激しい気温差などの自然現象が顕著でしたが、ただでさえ大きな変化が重なる春です。
公私ともにバタバタしたり緊張を強いられたりする新年度に入りました。
以前は5月病と呼ばれて警戒されていた自律神経の乱れが、最近は早まってきて4月病も発生するようです。
心身ともに負担がかかっているのにがんばりすぎて引き起こされる不調の総称みたいになっています。
今年はいきなり春が来たどころか、いきなり初夏のような陽気も手伝い(?)、体調が急変してしまう方も多いようです。
「なんだかわけがわからないけど体調が悪い!」 のは、身体が変化についていけてないのです。
こんな症状が出ていませんか?
ご自身の身体の声を聴いてくださいね(^^)/
《頭痛・めまい・ほてり》
気圧の変動で出やすい片頭痛。
ふわっと、グラッと、あるいはグルグルと、めまいにもいろいろあります。
顔がほてるという方も。
トンネルに入った時のように耳が詰まったような感じなども近いです。
こうした症状は急に気温が上がったことで気が昇っているせいです。
いわゆる“のぼせ”の状態なんですね。
昇った気を降ろさないといけませんので、とにかく足もとを温めてくださいね。
本来、気は下から上へ、上から下へと全身をくまなく巡っていないといけません。
気(と熱)は上に昇りやすいので、下に降ろす力が弱くなると上気したままになってしまうのです。
下半身、とくに足を温めると気が降りて下に集まってきますので、頭の熱を下に降ろすことができますよ。
ただ、上下のバランスでいうと下の力が弱いのが一番の原因なので、腎の力を補う必要があります。
急激な気温上昇や気圧の大きな激変だと仕方がないところはありますが、そうした変化に対応する調節機能が弱いと、もろに影響を受けてしまいます。
ですので、普段から無理・無茶をせずに養生して腎を大切にしてくださいね。
睡眠不足や過労は腎の力を奪います。
持って生まれた力はそれぞれ違いますが、身体が弱いと自覚されている方、中高年にさしかかってきている方はとくにご注意くださいね!
《花粉症・アレルギー・ぜんそく》
物理的に花粉や黄砂が大量に飛散する季節です。
アレルギー体質の方は敏感に反応して症状が出ますよね。
花粉や黄砂などが引き金となり、一度身体が反応してしまうと症状が止まるまで時間がかかります。
一年中なくなることはないアレルゲンとしてはハウスダストも厄介ですよね。
気温差だけでも同じような症状が出ることも多いのです。
鼻や喉、気管支(たまに耳も)などの粘膜系が過敏で弱い方です。
自律神経も大きく関わっていて、過剰に反応してしまうのです。
一度発症してしまうと完治は難しいので、できるだけ症状を抑えて、緩解するのを目指します。
余分な熱を冷まし、水の巡りをよくすることで症状は軽減しますよ。
花粉などは“きっかけ”なので、症状緩和と、受け手側の身体を整える根本治療と、両方必要なのです。
根気強く体質改善を目指して養生・生活改善していけば、来年の今頃は楽になるはずですよ!
《メンタルの不調》
この時期、新しい生活のストレスや緊張で体調よりも先に心が不調になる方も多いです。
イライラしたり落ち込んだりすることが増え、我慢していると体調も崩れてきます。
不眠や、朝起きれなくなってきたら警戒してください。
いわゆる4月病や5月病といった自律神経失調症につながりますので注意が必要ですよ。
悪化させないためには、ストレス発散をしっかりすることと、規則正しい生活を心がけることが大事です。
なるべき早起きして(そのためには夜更かし厳禁)、朝日を浴びること。
なるべく歩くこと(早朝の散歩がおすすめです)。
努めて深呼吸したり、ヨガやストレッチ体操を取り入れること。
このように、ご自身でメンテできることもありますが、誰かに相談することも考えていただければと思います。
いつの間にか悪化してしまい、動けなくなることがありますよ。
ひとりで背負わないことが肝心です。
不調が続くと不安になるものです。
でも! この季節はいろいろと乱れやすいものなんです。
落ち着いて対処していきましょう。
季節特有の不調は早めに気づいて対処していければ、回復も早いですよ。
無理せず、生活を見直して改善できるところは改善してみてくださいね(^^)/
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