サプリは怖い?

紅麹サプリによる健康被害問題の続報が連日報道されています。

腎疾患で死亡者も出て、国内外で注目が集まっていますね。

まだ確実な原因は特定できておらず、憶測が飛び交っているようです。

麹って自然のものだから安全だと思ってたのに、とショックを受けた方もおられるようです。

 

現代ではサプリは日常生活に欠かせない存在となっていて、当たり前のように複数のサプリを毎日服用している方が過半数を超えているのではないでしょうか。

ダイエットや美容、腰や膝の鎮痛、肩こり緩和など、多岐に渡る目的で利用されているサプリ。

誰でも知ってる当該有名企業だけでなく、無数の業者がサプリメントを製造販売していて、もはや一大産業に成長しているようです。

健康目的で摂取していたサプリなのに、逆に健康を害して死亡することもある、というニュースに激震が走りましたよね。

私が飲んでるサプリは大丈夫なの?! と不安に思われたでしょう。

恐怖を感じた方も少なくなかったのではないでしょうか?

「サプリは怖い!」 と感じた方はご自身の愛用してきたサプリを疑うようになられたかもしれません。

また、恐怖感が高じてサプリ以外の漢方薬や処方薬についても不安になられたかもしれませんね。

飲んでても大丈夫?

信じていいの?

そんな声を聴くようになりました。

 

サプリメントはあくまでも栄養補助食品です。

食生活だけでは足りない栄養を手軽に補えるということで、忙しい現代人に受け入れられてきました。

ファーストフードやジャンクフードで栄養が偏るのを心配したり、健康志向でもっと野菜を摂ったほうがいいと考えたりする若い世代~働き盛りを中心に浸透しました。

そこから一歩進んで、鎮痛作用や若返り効果なども期待するようになって中高年の利用も増えましたね。

今ではドラッグストアでもかなり広いスペースを占めていますし、通販も無数にあります。

これだけ広まると、品質や価格に差が出てくるのは当然かと思います。

百均でも種類豊富なサプリが手に入りますからね!

 

今回の健康被害は命にも関わる重大事件となって耳目を集めましたが、ひょっとしたらもっとマイナーなトラブルがこれまでも発生していたかもしれませんよね。

もともとサプリには有効な(どこまで信頼できるかはわかりませんが)成分だけでなく、さまざまな物質が含まれています。

着色料や保存料、充填剤など添加物も一緒に内服していることになりますよ。

1日1粒だけだと微量で問題にならないかもしれませんが、たくさんの種類を大量に飲んでる方もいらっしゃいます。

なかには共通の栄養素を含むものを重なって摂っているかもしれませんが、栄養素のなかには摂りすぎてはいけないものもあります。
(たとえば脂溶性のビタミンAは過剰摂取してはいけません)

食品からなら摂りすぎることがない栄養素も、サプリなら簡単に過剰摂取になってしまうことをお忘れなく!

そして、もろもろの添加物もたくさん摂っていることになりますしね!

 

今回、紅麹の入ったサプリ(機能性表示食品)が問題視されています。

紅麹は昔から食品として定着してきたものなのですが、工場での製造過程で何かしら危険なものが混入した疑いが否めません。

自然界に存在する紅麹や、日本の食生活に欠かせない麹に危険な毒が含まれているわけではないので安心してください。

食品・飲料にしろ、医薬品にしろ、サプリにしろ、口に直接入れるものは安全なものでなければいけませんよね。

なので、安全性に関しては厚生労働省や消費者庁等が責任を持って検査や認可をしているのが必要条件になります。

特定保健用食品(トクホ)は安全性と有効性を国が審査(臨床試験も)して消費者庁が“認可”したものですが、機能性表示食品は事業者が消費者庁に“届け出”したものです。

その差をどう見るかですよね!

健康によいと思ってお金をかけて購入し、毎日習慣のように飲んでいるサプリ。

ほんとうに必要なのかどうか見直してみるよい機会なのかもしれません。

摂りすぎを避けられるという意味でも、もっと安全な食品から摂ること、そしてどうしても足りないならば厳しい目で安全な製品を選んでくださいね。

ご自分では判断できない場合は、ぜひご相談ください(^^)/

 

そして、医薬品については処方した医師、薬剤師に尋ねるのが一番安心です。

自己判断で服用をやめたり、減らしたりしないようにしてくださいね。

くれぐれも、家族、知人友人、ネットのクチコミなどの言うことを優先しないようにしてください!

 

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