夏バテにはココにお灸を!

もともと夏が苦手な方にとってはひたすら辛い今年の夏!

地球温暖化のせいで毎年気温が上昇しているだけでなく、今年はコロナのせいでマスク着用ですから。

テレワークで出勤しなくてよい方が増えたはずですが、あいかわらず通勤電車は混雑しています。

リモートできない職種の方もいらっしゃいますし、炎天下で働いておられる方には酷すぎる日本の猛暑です。

ずっと屋外ではなくても、冷えた室内と外を出たり入ったりするだけでも体力は消耗しますよ。

1日の大半は涼しいオフィス内で過ごす方も、出勤、お昼休み、退勤、と出入りはありますし、通勤時間内だけでも冷えた電車内と暑いホームを何度も往復しないといけませんよね。

リモートの方でも買い物に出掛ければ、冷凍庫並みに冷えたスーパーやコンビニに何度も入ったり出たり。

理想的な屋内外の温度差は5℃以内だそうですが、現時点では10℃以上の差があっても不思議ではありません。

恒温動物の私たち人間は、どんな環境下でも体内環境を一定に保たないといけないのです。

高温→低温→高温→低温と何度も繰り返せば、その都度調節機能が働くので、エネルギーを消耗します。

体内環境を調節する自律神経が乱れてしまい、調節不能で暴走状態になってしまいます。

できるだけ急激な変化とならないよう、屋内に入ったらすぐに汗を拭って上着を羽織ったり靴下をはいたりしたいです。

発汗で体温が奪われて余計に冷えるので、汗対策は意外と大事なんですよ。

職場などで可能であればまるごと着替えられるといいですよね。

そして、冷えた屋内に入ることを想定して、常に素足にサンダルでは外出しないということも実践してくださいね。
どこに行くときも靴下にスニーカーとか、パンツスタイルがお勧めです。

 

外出先で冷たいドリンクを飲んでしまうことが多いかもしれませんが、ここも要注意!

胃だって急に氷が入ってきたら調節機能が働いて体温を上げないといけないのでエネルギーを使います。
一瞬冷えますが、その後余計に燃えてきます。

逆効果なので、暑い時こそ氷入りドリンクやアイスクリームは控えたいです。

温度調整で胃腸が疲れたら、消化活動が鈍り、食欲が落ち、夏バテ状態になりますから。

 

夜も暑くて寝られないと睡眠不足となって体力を奪われてしまいます。

エアコンと上手につきあっていく必要がありますよね。
暑すぎないよう、冷えすぎないよう、適切に温度設定して、あとは靴下や腹巻などで調節するようにしていきましょう。

タイマー設定すると切れたとたんに室温が上がって目が覚める、という方が多いです。
眠れるギリギリな温度設定でずっとつけっぱなしがベターではないかと思います。

何度も目が覚めて寝不足になったり、寒くて寝冷えしたり、そんな夜が続くと、これもまた夏バテの原因となりますからね。

寝室ではなく、リビングのエアコンをつけてドアを開けておく、というのが直接の風にあたらず、急な湿度の変化もないのでいいということですよ。
扇風機やサーキュレーターを使って空気が循環するようにしてみましょう。

 

いよいよ夏バテしてしまい、不調となってしまった時は、こんなお灸がお勧めですよ!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓


へそ温灸です。

へそには神闕(しんけつ)というツボがあり、“起死回生のツボ”とも言われるほど大切なツボです。

めったに鍼をしてはいけないのですが、夏バテやその予防、体力回復のためにはお灸をよくしますよ。

直接すえるお灸や一般的な台座灸などと違い、これは間接灸の一種なんですが専用の器具を使います。

中で固形化したもぐさが燃えて、その下の薬草などの入った包みを通して熱がおへそを中心にお腹を温めるしくみですよ。

当院では鍼療の一環で全員の方にへそ温灸をやっていただいています。
30分ほど、この状態で寝ていただくと、お腹全体がポッカポカです。

消化不良や腹痛があったり、便秘や下痢など、お腹の不調に万能ということもありますが、全体的な体力が落ちた夏バテ状態の回復にはとても効果があります。

なんといっても、気持ちがいいですからね(^^)

 

ご自宅では、使い捨てカイロをお腹に乗せるよりも、こちらをおすすめしています。
(カイロは表面だけ熱くて、熱がお腹の奥まで届きません。低温火傷の心配もあります)

レンジでチンして何度も使えるタイプの小豆入り「へそきゅう」です。

本物のお灸ではないのですが、代用にはなりますよ。

ドラッグストアなどで手に入りますので、夏バテ予防、お腹の不調のお手当て用におすすめします。

冬も、お腹が冷える方にはお役立ちですよ(^^)/

猛暑を元気に乗り越えるために、夏バテ予防に、へそ温灸でセルフケアをしていきましょう!

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