食べるもので温活!
寒くなってくると熱々のお鍋やシチューなどが食べたくなりますね!
逆に生野菜サラダや冷ややっこは敬遠したくなるものです。
感覚的に熱いものを食べて温まろう、冷たいものは身体に冷えるから食べたくない、ということですよね。
その感覚は正しいです!
ところが、近年は暖房で温まった部屋でアイスクリームなど冷たいスイーツを食べるのも普通になり、季節に反することが多くて気になるのです。
昔は「こたつでミカン」程度だったのですが・・・。
(人工的に)暖かい環境で冷たいものをお腹に入れるのは季節に反しているのです。
一歩外に出れば寒い冬なのですから。
また、食べ物には温める/冷やす性質があって、煮炊きしようが冷凍しようが、性質は変わりません。
なので冬は極力身体を温める性質の食材を摂るようにしたいですね。
性質を見極めるコツはこんな感じですよ。
温める食べ物(野菜編)
① 冬が旬
旬の食材はその季節に摂るべき栄養が豊富です。
現代ではハウス栽培や南半球からの輸入なので旬がわかりにくくなってきましたのでご注意くださいね。
大根、レンコン、ゴボウなどの根菜類、サツマイモ、サトイモ、じゃがいもなどの芋類は冬が旬です。
② 寒い地方の産物
地産地消が基本ですが、身体を温める性質といえば寒冷地産が優れています。
白菜、ほうれんそう、ネギなどはもともと寒冷地でよく食べられていた野菜です。
果物でも南国フルーツよりもリンゴやミカンを選ぶようにしたいです。
③ 暖色系
ニンジン、かぼちゃ、パプリカなどは通年出回っていますが、冬に積極的に食べたいです。
トマトは赤いですが身体を冷やす性質なのでご注意くださいね。
暖色ではありませんが、色が黒いものも◎ですよ。
冬はしっかり栄養を摂ってエネルギーを蓄える時期なので、温め効果が高い肉類・魚類を積極的に摂りましょう。
逆に真夏に食べ過ぎると身体に余分な熱がこもるのでほどほどにしたいものです。
豚肉、牛肉、鶏肉、とくに羊肉は温め効果が高いですよ。
魚介では、鮭、フグ、海老などが温め効果としては期待できますが、全般的には火を通せば何でもOK。
お刺身など生で食べると冷えやすくなるため、できるだけ加熱してくださいね。
加熱の話が出ましたが、食べ方もけっこう大事なんです。
味噌や醤油、塩こうじなどで味付けたり煮込んだりしたものがいいですよね。
日本の調味料をはじめとして発酵食品は温め効果大ですから、納豆や漬物なども積極的に食べたいです。
また、できるだけ精製してないものがよいので、玄米や雑穀、全粒粉、などがおすすめです。
米でも糯米、玄米餅を柔らかく煮込んで食べると最強ですよね。
余分な熱がこもりやすいタイプの方には不向きなんですが・・・。
砂糖も真っ白な上白糖やグラニュー糖よりも黒糖がいいですし、甜菜糖は北国育ちなのでおすすめです。
白砂糖たっぷりのスイーツは、実はとっても冷えるのです!
お茶も、熱々の淹れたてでも緑茶やコーヒーは後で身体を冷やしますので、紅茶や番茶、プアール茶、黒豆茶などがいいですね。
夏のあいだは熱中症予防にせっせと水分摂取していましたが、その調子で汗が出ない冬も飲んでいるとむくみますよ。
むくみは冷えのもとにもなりますから、飲みすぎにはどうぞご注意ください。
上にいくら着込んでも、冷たい飲み物・食べ物を胃の中に入れていれば身体は温まりません。
とくに注意していただきたいのはスイーツやビールなどの嗜好品ですね。
「これは特別!」 と許してしまってませんか?
寒くなるとお肌が乾燥して痒い方はスイーツやアルコールを減らしていきましょう。
冬でもほてる方、暑がりの方なら多少は冷やす性質の食べ物もOKです。
温性の食品も摂り過ぎないようにしたらいいですね。
要はバランスですよ!!
温活したい方は飲んだり食べたりするものにも気を遣いましょう(^^)/
とくに胃腸が弱い方、胃を温めれば消化活動も助かりますよ。
胃腸を温め、ポカポカ温活!!
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