冬は肩こりシーズン!《1》

寒いと全身が縮こまってしまいますよね!

両手をポケットにつっこんで、背中を丸めて、猫背で足早に歩いていませんか?

その姿勢、上半身が緊張しています。

緊張すると筋肉がこわばり、血流も滞り、老廃物が排出されずに溜まっていき、どんどん凝り固まっていきます。

冬季はもともと交感神経が優勢なので、末梢の毛細血管が収縮します。
大切な体幹部に血液を集めて体温を維持するためですね。
四肢よりも、心臓をはじめ、内臓が集まっているお腹を守るほうが優先なんです。

ですので寒いというだけで手足は血流が悪くなって冷えていきます。

寒くてますます動くのが億劫になり、膠着状態になってしまいます。
悪循環なんですよね!

寒いからと固まっていると、ますます肩こりも悪化しますよ!

冬場の肩こりを改善するためには、いくつか方法があります。

 

【1.温活】

気温が下がれば手足が冷えるのは自然なんですが、冷え症の方は極端に末端が冷えます。

氷のように冷たくなっている人がおられますよね。
色も青白くなり、なかには紫色になってしまっている方とか。

上半身を過剰に温めるのはなく、下半身を重点的に温めましょう!
足が温まると全身が温まりますから。

間違った温活は身体のあちこちに使い捨てカイロを貼ったままにすることです。

貼るカイロはその部分の表面だけ高温にして、汗をかいてしまうことが多いです。
(低温やけどの恐れもあります)

その汗がまた冷える原因になるので、貼るカイロはよほどのことが無い限りおすすめしません。

お腹の冷えが気になる方は湯たんぽや小豆のレンチンするタイプのカイロをあててください。
そして発汗する前に放すことが大事ですよ。
やけどにも気を付けてくださいね。

屋内でじっとしている時には湯たんぽも有効ですが、外出する際はどうしましょう?
一番いいのは腹巻ですよ!

実際にはそれほどお腹の温度が下がっているわけではありませんので、自分の体温を逃がさない程度の温活で十分です。

重点的に温めたいのは手足ですよね!
絹または綿の五本指靴下とウールの靴下の重ね履きをおすすめします。
そして、レギンスとレッグウォーマーですね。
自宅であれば足湯をしたり、足元暖房を使って温めてください。

よほど首や肩がガチガチで辛い時はホットタオル、ホットパック、ドライヤーなどを使ってじんわり温めるようにしてください。

今は使い捨てのシートタイプの商品も出ていますし、上手に利用してくださいね。

外出する際はマフラーなどを使って風が入るのを防いでいただければ。
首」「手首」「足首」と「首」がつくところを守るのがコツですよ!

 

【2.ストレッチ】

身体を動かして血流をよくすることが基本です。

同じ姿勢のまま長時間過ごしてしまいがちなデスクワークの合間でも、定期的に手を止めてストレッチタイムを作りましょう!

座ったままでも伸びと首・肩・腕まわしくらいなら職場のデスクでも可能ですよね。
立ち上がれるなら、背伸びや脇伸ばしなどもぜひ。
上半身だけでなく、全身をよくストレッチするともっと効果的です。
全身の血流をよくしたいですから、ぜひこまめにやってください。

1時間に1度はデスクを離れて歩いてみることをおすすめします。
できたら上下の階まで階段を使って移動してトイレに行くなどしてくださいね。

とにかく同じ姿勢で固まっているのが一番悪いのです。
うつむきで、猫背になっていませんか?

身体の前の筋肉が縮こまり、呼吸も浅くなっていますよ。
背筋を伸ばし、もっと大きく呼吸してみましょう。

ウォーキングは全身の流れがよくなりますし、メンタル面にも効果的です。
それでもなかなか肩こり改善に直結しにくいところはありますね。
というわけで、公園の高い鉄棒やぶら下がり棒を利用しましょう!

ただぶら下がるだけなんですが、頭で想像するのと、実際やってみるのでは大違い。
しばらくやっていると効果を実感できますよ!

 

次回は後半です。

肩こり改善のためにできること。

まずは【1】と【2】をやってみてくださいね(^^)/

 

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