夏バテはタイプ別に対処して!
現在は熱中症やコロナ関連のほうがメジャーになってしまいましたが…
もともと夏場の挨拶は「夏バテしないでね」「夏バテにご注意を」 というのが定番だったのです。
いつの時代も真夏の天候は厳しく、暑さ負け、暑気あたり、というように、昔からあった症状ですね。
以前は「エアコンなんて贅沢!」 という意識が強かったですし、気温は今ほど高くなかったとはいえ真夏はかなりたいへんだったでしょうね。
暑いなか、今より身体を動かしてハードな仕事や家事をこなしていたのですから。
ちょっと涼しくなってくると夏の疲れがドッと出て、ダウンしてしまっても不思議ではありません。
ではもう今は夏バテはないのかというと、そういうことではありません。
熱中症やコロナの影に隠れていますが、しっかり(?)夏バテも健在(!)ですよ!
夏が苦手で暑さに弱い方や、過労ぎみや虚弱体質の方にとっては、いくらエアコンを使っていても体力が衰えてしまいますね。
すっかりバテて、力が出ない、食欲ガタ落ちで、全身ダルい…なんて症状が出ていませんか?
キツい夏をここまでがんばってきたのですから、なんとか立て直して寝込むことなく秋を迎えたいですよね!
いわゆる“夏バテ”も体質によって3タイプに分けることができます。
東洋医学的な分類ですよ!
★ 虚弱体質
もともと体力がなく、暑さのせいで食欲も無くなって、ますます弱ってしまいます。
食べられない、すぐ疲れてしまう、夏風邪をひきやすいなど。
★ 夏が苦手
元々元気なタイプですが、暑さには弱く、熱中症にもなりやすいです。
のどの渇きや身体の熱感が強く、冷房の温度設定をかなり低くしてしまいます。
★ 食生活が原因
熱中症予防のために水分の摂りすぎや、アイスクリームなど氷菓の食べ過ぎなど。
食欲はあっても栄養の偏りや過食の結果、胃腸の力が弱ってしまいます。
【タイプ別の対処法】
☆ 虚弱 ⇒ まずは栄養吸収力を!
胃腸の力をつけて、しっかり栄養を摂れるようにします。
固形物が食べにくい時は甘酒をぜひ!
牛乳や豆乳を混ぜたり、おろし生姜を入れるのもおすすめです。
身体を冷やさないように、エアコンの設定温度に気を付けて!
夜はとにかく早く寝ましょう!!
ここにお灸を↓
足三里(あしさんり)です!
☆ 夏嫌い ⇒ 暑くても頭寒足熱!
上半身は冷やしてもいいので、足は冷やさないようにしてください。
ぬるめのお湯で足湯や下半身浴がおすすめです。
たっぷり水分補給してほしいのですが、カフェインやアルコールは控えめに。
瓜科の野菜(きゅうりや苦瓜など)や果物(西瓜やメロンなど)をたっぷりと!
質のよい睡眠をたっぷり取りましょう!!
ここにお灸を↓
三陰交(さんいんこう)です!
☆ 飲食習慣 ⇒ 正しい食生活!
過剰な水分摂取を控え、栄養バランスの取れた食生活を。
暴飲暴食や、甘いもの(糖質)の摂りすぎにはご注意ください。
瓜系だけでなく、マメ科(緑豆や大豆製品)もおすすめです。
適度に身体を動かすことも大事ですよ!
利尿作用のあるお茶をたっぷり飲みましょう!!
ここにお灸を↓
陰陵泉(いんりょうせん)です!
他にも生命力をアップするツボなどにお灸するのも有効です。
詳細はプロにお尋ねくださいね(^^)/
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