着るもので温活!
今年は記録的な猛暑が続いたせいで秋も遅れています。
急激に気温が下がったと思ったら、また夏日となり・・・
寒暖差がかなり大きいですよね。
さすがに朝晩は10度近くまで冷えるようになるとコートやスカーフなども活躍しだしますね。
寒いのが苦手な人はもう手袋や腹巻なども完備の様子です。(←私ですが)
例年ですと、11月に入ればコートやジャンパー、気が早い方はダウンも着だす頃なんですが、今年はまだジャケット止まりですね。
暑さには身体も慣れた(慣らされた)ものの、今度は寒さに身体を順応させていかなければいけません。
なるべく身体の熱を逃がさないよう、冷えが侵入しないようにしたいですよね。
お昼間は長袖シャツ1枚でも快適な気候ですが、標準は朝晩です。
そろそろ温活を本格化しなければ!
東洋医学では、身体の表面を“衛気(えき)”という“気”が覆っていて身体を守っているとされています。
防衛の“衛”ですね。
この“衛気”が弱ると、その隙をついて“外邪”、つまりウィルスや細菌など外部から侵入してくる敵が入り込んでくるというわけです。
もっとも数千年前に生まれた東洋医学にはウィルスなんて知識はありませんから、“寒邪(かんじゃ)”とか“風邪(ふうじゃ)”などと呼ばれています。
この“外邪”を寄せ付けないために、寒くなると温活して身体を防衛しないといけないわけです。
もともと体質的にこの“衛気”が弱いタイプの方もいらっしゃいます。
もちろん不摂生や油断して風邪をひいてしまうことは誰にでもあるのですが、気を付けていてもカゼをひきやすい方、特に要注意ですよ。
念入りに温活していきましょう(^^)/
とはいえ、ただただ温めればよいというわけではありません。
ときどき厚着しすぎてうっすら汗ばんでいる方もいらっしゃいます。
それはやりすぎ!
ぴったりした化繊の○ート○ックを着ていると汗をかきやすいです。
汗のせいで生地が余計に熱を発し、さらに汗をかくという悪循環になりがちなんです。
その汗が冷えると・・・危険!
できれば通気性のよい綿や絹の下着を選んでいただきたいですね。
登山をする人は化繊の下着は危険なので着ないそうです。
そう、冬でもじんわりと汗をかいている人が“衛気”の弱いタイプ、カゼをひきやすい体質になりますよ。
寒い時期は大切な気が熱とともにだだ漏れにならないよう、本来は汗をかかないようになっているのですから。
脇や背中は大丈夫でも、意外と足の靴下の中がじっとりしている方がいらっしゃいます。
足指のあいだ、濡れてませんか?
この湿気はすぐにふき取ってカラッと乾燥させたいです。
五本指靴下は指の間の布が汗を吸ってくれるのでよいのですが、濡れたままになると冷えてしまいます。
こまめにとりかえるか、足指の部分だけの靴下があるので、それを靴下の中に装着しておくのがおすすめです。
タイツだと履き替えるのがたいへんなので、靴下とレギンスのペアが最適ですよ!
時々中だけ取り替えて、湿気がこもらないよう気を付けます。
冬季の風邪の原因は“寒邪”が多いのですが、身体の下のほうから入ってくるのです。
“風邪”は首の後ろから、つまり上からです。
カゼの予防は下半身と首周りを重点的に冷えから守ることが大事なんです。
汗で蒸れることがないように気を付けて上手に重ね着、必要に応じて靴下、レッグウォーマー、レギンス、マフラー、ショールなどを使って調節です。
よく「オシャレは我慢」 と言われますが、寒いのを我慢するのは最悪ですよ。
やせ我慢せずに、早めに冷え対策をしてくださいね!
もうすぐ厳しい冬がやってきます。
着るものを上手に調節することで温活して、元気に冬を乗り切りましょう(^^)/
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