風邪なら予防も治すのもセルフケアで!
最初からお伝えしておきますが、風邪を治す特効薬はありません。
いわゆる“風邪薬”とは、風邪症候群の各症状を改善する薬です。
鼻水や鼻づまり、のどの痛み、発熱、咳、頭痛、時には嘔吐下痢などの胃腸症状、といった不快な症状をそれぞれ緩和するための薬です。
風邪自体を一発で治すような薬というのは無いのです。
風邪とは、前回もお伝えした通り、鼻やのど、気管支など主に上気道のウィルス感染症のことです。
ウィルスもライノウィルスや従来のコロナウィルス(新型ではなく)など多種多様です。
こうしたウィルスはどこにでもいるようなありふれた存在ですが、普段はとくに影響がないのです。
でも人間のほうの防衛力(免疫)が低下するとたちまち押し入ってきます。
侵入してきたウィルスは人間にとっては異物なので身体から追い出そうとして発生するのが上記のような風邪症状なのです。
風邪症状が出ているということは、身体が闘っている証拠なんですね。
風邪をひきやすい人は防衛システムが弱いのかもしれませんが、身体はちゃんとウィルスと闘っているということでもありますね。
鼻水を出したり発熱したりしてウィルスを追い出そう、やっつけようとしているわけですから。
逆に感染してもたいして熱が上がらずにスッキリ治らなくて、いつまでもぐずぐず長引くという人も。
それは抵抗力が弱くてウィルスをやっつけられないからなんですよね。
発熱するためにもエネルギーが必要なので、その力が足りない場合は風邪がスッキリ治らないということになってしまうんですよ。
風邪のウィルスから身を守るためにも、感染してから早く治るためにも、基盤となる身体の力が必要なんです。
その力が免疫ですし、自己治癒力なんですね!
一日にして身に着けられる力ではありませんので、普段の生活のなかで養生を重ねて蓄積していくしかありませんよ!!
というわけで、風邪予防にも役立つ免疫力強化、自己治癒力アップのためのセルフケアをコツコツと続けていくしかありませんよ(^^)/
まずは食生活や睡眠サイクルなどをできるだけ改善していくことが前提ですよ!
生活の乱れは身体に隙間を空けてしまいます。
ウィルスが入り込むスキを与えないことが大事です!!
そのうえで、毎日のお灸を習慣化していきましょう。
東洋医学の未病治です。
まずは消化を助けて身体全体の調子を整えることから。
基本中の基本のこのツボを。
↓ ↓ ↓
足三里(あしさんり)です。
そして、身体の防衛力を高めるためにこのツボを。
↓ ↓ ↓
申脈(しんみゃく)です。
外側のくるぶしの下の凹みにあるツボですよ。
体力が弱っていると感じる方はこちらも。
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関元(かんげん)です。
場所はこちらの記事をご覧ください⇒ 生理のお悩み解決ならココ!
やけどをしないよう、十分に気を付けて、やさしいお灸を心がけてくださいね。
風邪は誰でもかかるもの。
とくに乾燥する冬季は流行しますし、ウィルスも蔓延します。。
かかったら負け、というわけではありませんよ。
ただ、上手にひけばウィルス以外にも身体中の悪いものを一掃できます。
一時的に辛い症状が出ても、自己治癒力で素早く治して、スッキリ回復できるといいですね。
風邪をひいたら、身体や生活を見直すチャンスと捉えて、なるべく早く治るようにしっかり休養を取りましょう。
スタミナをつけようと栄養たっぷりの食事を摂ったり、“アルコール消毒”とお酒を飲んだりするのは逆効果ですよ!
風邪の予防はインフルエンザや新型コロナウィルスの感染予防にもつながります。
コロナ禍ではとても重要ですよね!
たかが風邪と侮らず、ご自愛くださいね(^^)
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