足が冷たくて辛い方へ
冷え症の方にとって冬は辛い辛い季節です。
南国に逃げたい、冬眠したい、といった悲痛な声も・・・
寒いと身体が緊張して肩や首がガチガチに。
手足も冷たく、厚着しても全然温もりません。
お風呂に入っても、すぐ冷たくなってしまい、布団に入っても冷たくて寝付けない!
そんな重症の冷え症さん、正しい温活をしていきましょう(^^)/
なぜ寒くなると手足が冷えるのか?
もちろん気温が下がるので外気温の影響を受けるのは当然ですよね。
でも、人間にはホメオスタシス(恒常性)といって、外的な環境に左右されずに一定の身体の状態を保つ働きがあります。
でないと生きていけないですよね。
どんなに寒くても暑くても、生きるためにホメオスタシスが働かないと!
変温動物なら冬眠でもして冬を越しますが、人間は1年を通じて社会生活を送らないといけませんからね。
大事なのは深部体温です。
大切な臓器を冷やさないためには血液をお腹に集めて温めておかないといけないのです。
手足の隅々まで大量の血が駆け巡ると冷やされた血液が中心に戻ってきてお腹を冷やしますからね。
だから交感神経が働いて手足の毛細血管を収縮させ、流れを弱めるのです。
冬は交感神経が優位になる時期です。
末端の手足は多少犠牲にしても、身体にとって一番大事な中心部は一定に保つシステムです。
逆に夏は副交感神経が優位になるので手足の毛細血管も拡がって血流がよくなります。
そうして熱を逃がす目的もありますよ。
1日の中でも昼間は交感神経が活発になり、夜になると副交感神経が優位になります。
季節や時間によって体内時計が正確に働くので、人間の身体の内部はは年中一定に保たれているのです。
ただ、夜になっても交感神経がずっと働きっぱなしだったらどうでしょう?
日中だけでなく、夜までずっと目や脳を酷使し、緊張が続き、ストレスを抱え、常に戦闘モードになっていたら?
生活が不規則だったり、心身ともにストレス過多だったりすると体内のリズムが乱れ、夜になってもずっと交感神経が働きっぱなしになることも。
自律神経は自分の意志でコントロールできませんので、意思に反して身体が習慣化されてしまうんですね。
ものすごく緊張したり大きなストレスがかかると手が冷たくなったり、手に汗をかく、という方はいらっしゃると思います。
それも同じ働きなんです。
異常に手足が冷えて眠れない、靴下を履いても汗をかいて余計に冷たくなる、という方は生活を見直してみませんか?
【交感神経を鎮めよう!】
★ 夕方以降は目や頭を休ませる!
★ 寝る前に熱いお風呂は避ける!
★ 深呼吸をしてリラックスする!
★ 瞑想やヨガで気持ちを静める!
★ 足浴・手浴でリラックスする!
★ アロマやお香も意外と効果的!
★ とにかくストレスを軽減する!
身体を温める力が弱いために身体の芯から冷えてしまう方もなかにはいらっしゃるのですが、どちらかというと深部体温は冷えてないのに手足だけ冷たくなる冷え症の方が多いです。
メンタルや生活習慣などによる冷え症は自律神経を整えることが温活になりますよ!
栄養不足や病気による低体温の方はその原因のほうにアプローチしなければいけませんが、緊張型の冷え症の方もご自身に合った正しい温活をしてくださいね!
女性は一般的に男性と比べると手足の血管も細く、デリケートです。
自律神経が乱れると身体のリズムが崩れてしまい、ホルモン分泌にも影響してしまいます。
正しい温活は手足の冷え改善だけでなく、身体のリズムを整えることにもつながります。
辛い冷え症を改善して、女性の身体を健やかに守りたいですね。
東洋医学に基づいた正しい温活で自律神経を整えていきましょう(^^)/
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