温活はじめてる?
11月7日は立冬です。
暦のうえでは冬の始まり。
それまでは秋土用になりますね。
今年の猛暑の夏はだんだん勢力を弱めながらも、ずっとくすぶり続け、10月も半袖でOKな気候が続きました。
桜やマンサクなど、春の花が再び咲いたりして、自然界も混乱ぎみです。
人間だって影響を受けますよね。
とはいえ、さすがに朝晩は気温が下がるようになってきました。
日中との温度差が大きく、そのせいで体調を崩す人も増えています。
着るものを間違えると結構辛いので、必ず天気予報を確認してください。
また、台風や秋雨前線の影響で気圧が乱れやすく、気象病も増加傾向です。
特定の日に「頭痛がひどかった」「調子が悪かった」「お腹こわした」 という方が多かったですよ。
これからも同じようなことがあるかもしれません。
今日は久しぶりに東洋医学的に身体のお話をしますね。
このところ季節の変わり目がずっと続いている感じですが、毎年こんな時期に体調を崩しやすい方は脾が弱い体質の方なんです。
脾というのは、東洋医学でいう五臓の一つです。
五臓というのは人間が持つ機能を5つの要素にグループ分けする東洋医学の基本です。
脾の働きは主に消化吸収や身体を整える働きをする力です。
季節の変化に応じて身体を調節する機能が弱っていると、大きな気温差や気圧の乱高下に調整の働きがついていけずに体調悪化してしまうのです。
脾が弱る原因はいろいろありますが、食生活の乱れはかなり影響します。
食べ過ぎ・飲みすぎにはどうぞご注意ください。
また、ストレス、クヨクヨ考えすぎとか、堂々巡りで結論が出ないような悩み事も脾を弱らせます。
そして、やっぱり冷えもよくありません。
胃やお腹が冷えると脾の働きも衰えて消化不良や下痢などを起こします。
脾の弱りで身体が重くなり、むくみが出やすくなりますよ。
げっぷや腹部膨満感などお腹の調子がよくなくて、身体が重だるい、食後に眠くなる、なんて症状があれば脾のせいかもしれません。
内出血、青あざができやすかったり、月経過多なども脾が原因のことが多いですね。
こうした症状が出やすい方は脾を労わる生活を心がけて養生するようにしてください。
とくに土用期間は胃腸を労わり、いつもより養生するのが◎です。
過労や暴飲暴食で身体に負担をかけると胃腸(脾)は真っ先に弱りますからね。
脾の弱りからさまざまな不調につながりますし、直後の季節、冬季の健康を損なうことになりますよ。
厳しい冬をできるだけ健やかに過ごすために、この土用の節制が必要なんです。
どうか無理せず、養生生活を心がけてくださいね~!
朝晩の気温がだんだん下がってきて1日の気温差が激しくなってきます。
寒いと感じたら我慢せずに冬物を着てください。
気が早いのでは? と躊躇したりとか、我慢とか、不要ですよ!
冷えを感じない、気づかない方もいらっしゃいます。
油断禁物です!!
猛暑の頃と比べると大きく変化していますよ。
気づかないうちに身体を冷やさないように、温活を始めてくださいね。
お風呂でお湯につかり、しっかり温まってください。
足湯もいいですね。
よく眠れるようになりますよ!
スカーフ/マフラー、レッグウォーマー、手首ウォーマーなど、「首」を温めるのが効果的です。
腹巻もいいのですが、まずは「首」をガードしましょう。
そして、そろそろ鍋物の出番かもしれませんね。
おでんやキムチ鍋など、熱々のお鍋を家族で囲む季節到来です。
飲み物もホットドリンク。
ビールよりお湯割りですね。
長期予報によると11月も平均よりは気温高めなんだそうですが、油断しないでぼちぼち温活を始めてください。
一度冷えてしまうと後がたいへんですからね。
冷え対策は早めにをお願いします。
立冬を前に、土用から温活のスタートです。
風邪知らずの冬にしましょう(^^)/
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