正しい入浴法とは?
寒い季節になるとお風呂のありがたみがグッと増しますね!
夏のあいだは簡単にシャワーで済ませていた方も、お湯を沸かして/ためて、しっかりお湯に浸かるようにしてくださいね。
面倒くさいと敬遠される方もいらっしゃいますが、シャワーでは身体の芯まで温まりませんし、疲れの取れ方が全然違うんですよ!
できたら正しいお風呂の入り方を知って、健康に役立てていただければと思います。
ただ、さまざまな情報があふれてますので、まずはお風呂の注意点から知ってください。
【お風呂の注意点】
一番心配なのはヒートショックです。
浴室暖房だけでなく脱衣場も暖房して温度差が大きくならないように気を付けてください。
また、夏のあいだは熱中症対策で大量に水分を摂っていましたが、冬はかなり減っていますよね。
お風呂に入って汗をかくと気づかないうちに脱水してしまうので、入浴の前後には水分補給をするようにしてください。
アルコールじゃなくて、常温の水が最適ですよ!
お酒を飲んだら入浴は控えたほうがいいですね。
もちろん、滑って転んで、というのも怖いのでお気をつけください。
【お風呂の適温】
よくお湯の温度は38℃がいいって聞きますが、38℃ってかなりぬるいです。
人によっては「それじゃ全然温まらない、寒い」 と感じるかもしれません。
お湯の温度はそれぞれが気持ちいいと感じるのが適温です。
でも熱すぎるとゆっくり入っておれずにすぐ出てしまうことになり、身体の表面だけが温まって深部は冷たいままです。
それだと交感神経が優位になって余計に眠れなくなってしまいます。
10分くらいは余裕でつかっておれるくらいで、十分暖かいと感じる温度に設定してください。
リモコンの設定温度と実際のお湯の温度に差があることもありますので、ベビーバス用の温度計をお湯に浮かべて実際の温度を測るようにしてください。
入っているうちにぬるくなったら熱いお湯を足すといいですよ。
【お風呂の効果】
1.温熱効果で血流がアップします!
寒くなると身体の末端にいくほど血行が悪くなるのですが、お風呂で温まることで血管が拡がり、血流がよくなります。
2.水圧でむくみに効果があります!
お湯につかると水圧がかかってマッサージのような効果があります。
夕方になると足がパンパンにむくんでしまう方、毎晩お風呂でむくみ対策をしてください。
3.筋肉も関節もゆるみます!
デスクワークやスポーツでかたくなった全身の筋肉や関節も、お湯の力で緊張がほぐれます。
肩こりや腰痛も楽になりますよ。
4.浮力で筋トレも楽に!
お湯の中だと身体を動かすのも楽にできます。
足や腰を曲げ伸ばししたり、回したりしてよく動かしましょう。
5.リラックス効果もあります!
心地いいお風呂はメンタルにもよいものです。
アロマなども利用してバスタイムをストレス解消に役立ててください。
【お風呂でするべきこと】
お風呂にも防水してスマホや漫画などを持ち込んだり、音楽を聴いたりする方がおられるようです。
タイパがもてはやされる昨今ですが、お風呂に入っている時間くらいは忘れませんか?
湯舟につかっているあいだはデジタル・デトックスを!
お湯に浸して絞ったホットタオルを目の上に置いて、しばらく目を休めましょう。
タオルが冷めたらまた温めなおして、10分くらいすると目の疲れが取れますよ!
目を閉じているだけで休まりますが、温めると効果倍増です。
他にも、いろんな変顔をして顔の筋肉マッサージをしたり、お湯の中で手足の指をグーパーしたりするのも、ゆっくりペースであればおすすめです。
ただじっとしているのが苦手な方、ぜひやってみてくださいね。
【お風呂の後で】
とにかく湯冷めしないことが大事なんです。
しっかり乾かして、暖かいパジャマや靴下をすぐに身に着けてくださいね。
髪もタオルドライだけじゃなく、ドライヤーで地肌までちゃんと乾かします。
乾燥肌の方は全身の保湿ケアを忘れずに。
温まったうえに乾燥すると、ものすごく痒くなったりしますからね。
全身から湯気が出るくらいアツアツだと入眠しにくいので、ちょっと熱気が冷めてきてからお布団に入りましょう。
体温がだんだん下がっていくにつれて副交感神経が活発になってきて眠気が出てきますから。
ほてりが収まったらお布団にダイブ!
虚弱体質でお風呂に入ると余計にグッタリ疲れるという方は無理しないようにしてくださいね。
下半身浴がいいとされてますが、浴室暖房して、上半身にバスタオルなどを巻いて、風呂のふたをぎりぎりまで閉めて、みぞおちまでお湯につかるようにしてください。
心臓への負担が少なくて楽ですよ。
身体を清潔に保つだけでなく、冬はお風呂タイムを健康のために活用したいです。
ゆっくり入れる時間を確保して、からだづくりに役立ててくださいね!
お一人おひとりに合ったオーダーメイドの女性専用はりきゅう院
あなたのための鍼灸院
鍼灸サロン for You