発酵生活で春の準備!
今年は暖冬なので春の訪れは早まるでしょうか。
すでに花粉症発症の方も増えきているようですから。
暦のうえでは今は大寒(だいかん)、立春も目前に迫りました。
立春までは土用の期間なので、「春を迎える準備を!」 ということは何度もお話してきました。
年に4回ある土用は次の季節に移る前の緩衝体(バッファー)のような時期でしたよね。
人間の身体は急激な変化を嫌いますので、なるべくダメージを少なくするよう、この時期は予防にあてましょう、ということなのです。
春間近とはいえ大寒ですから、身体を冷やさないように冷たいものは避けてくださいね。
ビールや氷入りのアルコール、ドリンクなどは控えたほうがいいですよ!
そして胃腸の働きをよくするためにできることを実践しましょう。
この時期の食養生の奥の手は発酵食品です。
発酵食品とは、微生物(乳酸菌や麹菌など)の力で食材が変化し、人間にとって有益なかたちに加工された食品のことです。
発酵食品のメリットはいくつかありますよ。
まずは微生物が増えると腐敗菌を寄せ付けないため、長期保存ができるようになるのが第一です。
第二に、発酵の過程でうま味の元となる成分が生まれるため食材が美味しくなる、ということです。
これだけでも発酵食品のメリットは大きいのですが、もう1つ大きな効果があるのです。
食材を発酵することで、栄養価が高まるのです!
発酵の過程で微生物がそれまで無かった栄養成分を作り出し、しかもその成分が身体に吸収されやすくするのです。
このメリットが発酵食品が食養生に欠かせない大きな理由ですよ!
発酵食品のメリットがわかったところで、もっと発酵食品を摂る方法を考えてみましょう。
発酵食品といえば何を思い出しますか?
ヨーグルト、チーズ、納豆、キムチ、ぬか漬け…etc.
いろいろありますよね。
それぞれデメリットもあるので(例えば乳製品は乳糖不耐症の方には不向きです)、どれか特定の食材だけに頼らず、多種多様を心がけるのがいいですよね。
納豆なら、冷蔵庫から30分ほど出して常温に戻してから食べる、できたら夜ご飯時に食べる、というのがおすすめです。
苦手な方が多い納豆ですが、食べれる方はぜひ!
日常的に使う調味料なら比較的手軽に、誰でも摂取できるのでおすすめです。
みそ、醤油、酢、など和食に欠かせない調味料は発酵食品ですから。
洋食系に偏らず、和食を多めにすると“ちりつも”で良いわけです。
また、塩の代わりに塩こうじ、砂糖の代わりに甘こうじ(甘酒)を使うのもいいですよね。
醤油こうじというのもありますよ!
甘酒には2種類あって、酒かすから作られるものと米こうじから作られるものがあります。
米こうじの甘酒はアルコールが含まれませんので、どなたでも安心です。
甘酒はそのまま食べても美味しいスイーツになります。
疲労を回復し、腸内環境を整え、美肌効果もありますから、お砂糖を使ったスイーツよりもずっとヘルシーなんです。
ただし、甘くて美味しいからといって食べすぎないようにしてください。
けっこうカロリーは高いです。
虚弱体質の方、そうでなくてもお疲れの時や、病み上がりなどで食欲がない時、ダイエット時の不足しがちな栄養素補給などに適しています。
もちろん、普通のパフェやケーキ、チョコレートなどの代わりなら甘酒のほうがヘルシーと言えますよ!
甘酒は豆乳や牛乳で割って温めて飲んでみてください。
クリーミーでとても美味しいですよ。
水で割っても生姜をすって入れると風味がいいですし、なかにはヨーグルトに混ぜて食べる方もいらっしゃいます。
(夏ならスムージーに加えるのがおすすめです。)
あとはお菓子づくりに砂糖代わりに使うのもいいですね。
ぜひお試しください。
発酵食品は腸内フローラの状態を改善し、免疫強化にもつながります。
便秘解消だけでなく、強いカラダをつくるのに役立ちますよ!
感染症予防や、がんなどの疾病から身を守るために重要な免疫の力を維持していきたいですね。
季節の変わり目は体調を崩しやすいので、しっかり養生しましょうね(^^)/
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