何を食べる/食べないのが正解? 《3》

たくさんのダイエット法や食事療法などを見かけますが、何が本当に正しいのかわかりにくいですよね。

片っ端から試してみるのもたいへんです。
効果が出るまでに時間がかかるので飽きてきたり、また次に目移りしたり…続かないですよね。

減量とリバウンドの繰り返しになっていませんか?!

そんな無駄になってしまうような挑戦を続けるより、もっと効率的にいきたいものです。

 

究極の食養生は1つではなく、それぞれ一人ひとりに適した食養生があるはずということをお話ししてきました。

ただし、アブラを例にすると、誰にとってもよいアブラと悪いアブラというのはあるので、できればよいアブラを選択するほうがヘルシーなんですよ、ということも付け加えました。

健康を目指したい気持ちがあるのに、身体に悪いアブラを進んで摂っていたら台無しですよね?
知らないうちに、ということもあるので、まずは正確な知識を持っていただければと思いますよ。

 

やみくもにトライするよりも、ちゃんと自分の体質を見極めたうえで適した食養生を始めてくださいね!

ご自身の持って生まれた体質や、その時々の変化や不調に適した食養生を知るためには鍼灸師や漢方の専門家のサポートをお勧めします。

日々の生活のなかで健康を維持・増進するための助っ人、サポーターとして、私もお役に立てれば幸いです。

 

それでは3大栄養素3つ目に入ります。

3.炭水化物(糖質)

身体の主なエネルギー源です。

身体と脳を動かすために必要なんですが、過剰に摂取すると余ってきて中性脂肪に変化して脂肪になります。
太るのは糖質の過剰摂取が主な原因になるんです。

炭水化物糖質)抜きダイエットが有名ですが、確かに主食や甘いものばかり食べて身体を動かさなければ太ります。
かといって痩せたいために減らしすぎると疲れやすくなったり、メンタルに支障が出たりするんです。
注意力が散漫になったり、判断力が低下したりもしますよ。

ですので、自分に必要なだけ摂るのが基本です。
運動量が多いとか、頭脳労働が多い方は極端に減らしてしまうとパフォーマンスが悪くなりますよ!

あまり活動的ではない生活を送っていたり、むしろ体重を減らさなければという方には糖質制限は有効です。
(炭水化物のなかには食物繊維も含まれ、これは消化されずエネルギーになりませんので、ダイエットは糖質抜きが基本です)

 

炭水化物を多く含む食品は穀物、いも類、果物、甘味料です。

摂る量が大事ですが、種類も重要なんです。
食品によってすぐに血糖値を上げるものやゆっくりのものがありますのでご注意ください。

GI(グリセミック・インデックス)値といって、食後血糖値の上昇度を示す指数があります。
GI値が高い食品を食べると血糖値が急上昇してしまいます。

肥満防止や、生活習慣病のひとつの糖尿病の予防のためにも、できるだけ低GI値の食品を摂るのが大事なんですよ。

できるだけというのは、どんな食品にもそれぞれ働きがありますから、賢く選んで、バランスのよい食生活を心がけるのが◎です。
食養生の基礎ですね!

炭水化物に関しては完全に抜くのではなく、食べる食品を選ぶというスタンスで行きましょう(^^)/

糖尿病家系の方、炭水化物系に偏りがちな方、甘いものに目がない方、とくにご注意ください。

※妊活中の女性で多のう胞性卵巣(症候群)と診断された方も、糖質制限をされることをお勧めしています。

 

いかがでしょうか。

食養生の基本は3大栄養素を上手に摂取することからです。

そして、心身の調子をもっと整えるためには5大栄養素まで広げて食養生する必要がありますよ!

次回は残り2つの栄養素を取り上げますね(^^)/

 

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