土用の養生で妊娠力をアップできる?

二十四節気(暦)はご存知でしょうか?
1年を24に等分して季節の節目を表す暦として長く使われてきました。
そのなかで“四立”といって、四季が始まるとする節目があります。
その節目の直前の18日間を土用といい、季節の変わり目とされます。
この期間をしっかり養生すると、直後の季節を元気に過ごせるのです。
伝統的な養生法を取り入れて、妊活に活かしてみませんか?


“四立”とは「立春」「立夏」「立秋」「立冬」のことですが、
それぞれの季節が始まるとされる節目です。
ですが、自然界はというものは、いきなり春から夏にガラッと
入れ替わるのではなく、徐々に変化していくものですね。
いきなり気温が上がったり下がったりすれば、生き物へのダメージが
大きくなりすぎます。
季節の移り変わりをできるだけマイルドにするために
土用という時期が間に存在するのです。
いわば、バッファー(緩衝)的な期間なのですね。
次の季節へと移行していく時期ですので、
何かと変化に対応させていかないといけないのですが、
それがうまくいかない場合はダメージを受けてしまいます。
せっかく設けてある緩衝帯なのに、その時期に無茶をすれば
対応が十分できなくて意味がなくなってしまうのです。
ですから、土用の期間中は暴飲暴食をせず、
規則正しい生活をして体調管理をし、
季節の変化にカラダを馴染ませていくのが本来の目的なのです。
逆に無理・無茶をすれば、季節の大きな変化がガツンときて、
次のシーズンは不調が続いてしまうのですよ。
よく季節の変わり目に必ず体調を崩す、という方いらっしゃいます。
もともと季節の変化についていきにくい体質ですよね。
カラダの中にも自然界と同様に緩衝システムがあって、
季節の激しい変化による影響をマイルド化してくれるのですが、
そのシステムが弱くて、なかなか働いてくれない方です。
これを“土”の働きというのですが、土用と通じてますよね。
これは中国の「五行」の考え方から来るもので、
カラダに備わる“土”の力が十分あれば、季節の変わり目にも強いし、
大きく体調を崩すことなく、健やかでいられると考えます。
でも、生まれつき、またはさまざまな理由から、
この“土”の力が弱い方がいらっしゃるのです。
そんな方こそ、この時期しっかり養生に努めたほうがいいですし、
普段からなるべく無理・無茶をしないように気を付けていただきたいのです。
体質は一人ひとり違いますから、同じことをしても平気な人がいても
自分にはダメージが大きいかもしれない、ということを自覚するところから
スタートしないといけないかもしれませんね。
とくに、妊活中の方は、できるだけ体調を整えていきたいところ。
妊娠しやすいカラダをつくるためには、無理・無茶、過労は
控えていかないといけませんよね。
なるべく早く良い結果を出すためにも、
次の季節の前の土用はしっかり養生したい
もの。
そして、普段もカラダのコンディションを一定に維持できるよう
気を付けていかれたほうがいいのです。
土用の期間は、カラダが次の季節に合わせるための準備中なのです。
余分な負担をかけないようにしていきましょう。
具体的には、まず胃腸の調子を整えることです。
そのために暴飲暴食はやめたいですね!
消化によいものを選んで適量食べるようにしてください。
冷たいものを飲んだり食べたりしないのも基本です。
身体に負担を強いる夜更かしや過労を控え
できるだけしっかりと睡眠を取るようにしてくださいね。
地味かもしれませんが、そんな2週間余りを過ごしておけば、
次の新しい季節は体力も充実して元気に過ごすことができますよ!
それでも現代生活は誘惑が多いものですし、
社会人としてのおつきあいもいろいろありますよね・・・
意に反して「やっちゃったなぁ(~_~;)」というときは、
大事なカラダにたっぷりお手当してあげましょう!
そんな時にお役に立つのがお灸や鍼です。
無茶したカラダをケアしてあげたいですね(^^)/
日々のメンテナンスのためにも、鍼灸はお役に立てますよ。
自力でのメンテに自信が持ちきれない方は、
ぜひご相談くださいね!

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