秋の準備、始めてますか?
今年はオリンピック・パラリンピック開催だけでも異例の夏。
そのうえに季節はずれの豪雨が続く異常気象、そして去年から引きずり、ますます状況が厳しくなってきているコロナ禍。
異例続きの夏が過ぎていきます。
夏の終わりは疲れが出てくる時期ですが、心身のコンディションはいかがでしょうか。
日本の気候は温暖湿潤気候に属し、季節風の影響で四季があります。
地球温暖化のせいで、従来の四季のイメージと実態がズレてきている感はありますが、現在でも季節ごとの特徴があるのは確かですね。
秋というと、秋風が代表するような涼やかな、ちょっとメランコリーなイメージがあります。
紅葉や、読書や音楽の秋、のような静的な情景が浮かんできますよね。
暦のうえでは毎年8月7、8日くらいに立秋を迎えるため、猛暑の真っ最中に秋になるんですね!
実際には夏至(今年は6月21日)が夏のピークなので、6月後半からは少しずつ日も短くなっていくわけです。
ただ、最高気温のピークは8月ですし、体感的にも9月いっぱいは暑いので、ずっと夏をひきずっている実感がありますね。
とはいえ私たち人間の感覚よりも、自然界はもっと敏感に早く秋の到来を感じ取っているんですよ。
果物などの作物は人の手が入っているので自然のままとは言えないかもしれませんが、スーパーの入り口に近い棚を見れば季節先取りの旬のフルーツがいっぱい並んでいます。
梨が並びはじめ、そろそろ秋が近い! と知らせてくれます。
柿やミカンはまだまだ先ですが、イチジクやブドウなども秋らしささを感じさせてくれますよね。
旬の味覚はその季節の気候風土に合った食材なので、積極的に食べて食養生するのがおすすめです。
旬の果物や野菜はその時期にあった身体にしてくれる働きを持っていますから。
野菜のほうはというと、秋野菜なら芋類やきのこなどが浮かびますが、他の季節に比べると種類が少ないかもしれません。
東洋医学では秋には色が白いものが良いとされているので、ちょっと季節はずれるかもしれませんが、白菜や大根などがいいのです。
これからの食卓に加えてみてくださいね(^^)
そして、今年の夏はステイホームの日々が長かったですね。
活動自粛で屋内に閉じこもってばかりでは運動不足になり、その間ずっとエアコン漬けだったでしょうし、夏らしく汗をかく機会が少なくなってしまったのではないでしょうか。
本来は夏のあいだにしっかり活動し、暑熱が身体にこもらないように汗もたっぷりかいて排出しなければならないのですが、その機会を失いました。
身体の中で余分な熱や水分がこもっている状態なんです。
秋は乾燥の季節なので、乾燥しすぎもよくないものの、タプタプに水がたまった状態はもっとよくありません。
豪雨とコロナの生活で“夏の身体”が十分に整わなかったせいで、“秋の身体”の準備ができない状態なのが気になります。
今ならまだ間に合いますので、機会をみつけて運動し、できるだけ汗をかきましょう(^^)/
秋を迎える準備です。
熱中症には気を付けて、涼しい時間帯を選んで歩いたり、スロージョギングや縄跳びなど、工夫していただければ。
夏をコンプリートできてこそ、爽やかな秋がやってきますよ!
まだまだ秋はずっと先のような気がしてしまいますが、今から準備を始めていければ安心ですね♪
そして、メンタル面でも、春・夏はフワフワ・ウキウキ・ワクワクしがちで、開放的な気分になりますが、秋に向けてちょっとずつ心穏やかに、落ち着いていくのが◎ですよ。
静的な秋に合わせるように、少しずつスローダウンしていきましょう(^^)
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