イライラを止めるには?

日々の暮らしのなかでイラッとすることって数えきれないほどありますよね。

ちょっとした忘れ物をした自分にもイラッとするくらいですから、誰に対してもイラッと、カチンと、しますよ。

一瞬の「イラッ」の後、スーッと消えていくならよいのですが、長引いて「イライラ」になってしまうことがあります。

「イライラ」とても強い負のエネルギーを持った感情です。

長引けば長引くほど、その感情に縛られ、さらに強いマイナス感情に自分で育ててしまうからです。

だから一番いいのは、イラッとしてもすぐに忘れる習慣をつけることです。

しかし!! そんなに簡単じゃないんですよね!

「イライラ」のキーワードは、「なぜ」「べき」

例えば車を運転していて交通ルールを守らないドライバーや、公共の場でモラルのない行動をとる人を見たりすればどうですか?

なぜあんなことをするんだろう?!」 と思いますよね。

そして、「ルールは守るべき!」 と。

この「なぜ」「べき」にこだわればこだわるほど、「イライラ」は募ります。
ずーっと考え続けてしまうから。
でも、たいがい見も知らない他人のルール違反ごときなら、数時間やひどくても数日で忘れますよね。

ところが、身近な人、例えば夫だったり、両親あるいは義両親だったりすれば、なかなか忘れられません。
忘れないうちに、また次なる「なぜ」「べき」が勃発してしまいますから。

世の中には「夫にイライラさせられる」 という女性がどれほど多いか・・・!
(もちろん反対も多いはず)

「あの人のせいでイライラさせられる」 となってくると、もう自分は被害者です。

「○○してほしいのに/○○してほしくないのに」
「何度言っても効かない」

答えは、相手には相手の「なぜ=理由があるし、「べき」の基準が違うからです。
(それか、完全に言い方が間違ってて相手に伝わってないだけ)

つまりイライラするのは、自分の基準は一番正しいから相手も従って当然、ということなんですよね。

もしここで、相手の判断基準が自分とは違うということに気づけたら、イライラしだす前に「お願い」をするしかありません。

「○○する/○○しないのが当然、当たり前」 と追及するのではなく、「○○してくれたら/○○しないでくれたら、私は嬉しい、助かる」 とお願いするんです。
それで相手の行動が変わらないのであれば、相手はわざと、あるいは悪意があるので解決不可能ですね。
今度は嫌がらせに対処する方法を考えたほうがよさそうです。

イライラしやすい人は、人に期待しやすいということなのかもしれません。

きっと自分自身も、人の期待に応えようとするタイプなのですね。

でも過剰な期待は重荷として自分も心が削られてしまうものですし、人に対してもあまりよい結果は生みません。

どちらかというと、期待してなかったのに何かよいことがあったほうが嬉しくないですか?

「なぜ」「べき」で頭がいっぱいになってイライラし続けるより、落ちていたゴミを拾ってゴミ箱に捨てたほうが早く落ち着けます。
「陰徳を積んだなぁ」 と、ちょっと得した気分になれるかもしれません。

“夫源病”で自分の身体を犠牲にするより、まず期待しない、そして「○○してくれたら/○○しないでくれたら、私は嬉しい、助かる」 のコミュニケーションを。

コロナ禍でステイホーム時間が長くなり、密になりすぎて衝突するご夫婦が増えましたね。

ただでさえ猛暑とコロナ禍でイラッとするのに、これ以上はたまりません。

おうち時間をなるべく平和に、心穏やかに過ごすには、家族との距離感が大事ですね。
お互いのスペースを尊重して、踏み込みすぎず(=期待せず)、一日一善の心のゆとりを(^^)/

 

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