スポーツの意義って?
4年に1度の国際的な競技大会、スポーツの祭典オリンピックが1年遅れで東京で開催中です。
去年からのパンデミックがお祭に水を差し、国内でのさまざまな問題も噴出して、かなり異色づくめの開幕となりました。
それでも参加するアスリートの多くにとっては一生に一度の晴れ舞台ですし、これまで血のにじむような努力を重ねてきたはずですから、開催されたことには感慨深いものがあるでしょう。
連日どの試合をテレビ観戦するべきか迷うほどの競技スケジュールですが、各選手それぞれが夢の舞台で全力を尽くしているのは間違いありません。
なかには怪我などでテーピングして出場する選手もいますし、満身創痍の状態で死闘を繰り広げることだってあります。
オリンピックだけに限らず、どんなスポーツでも同じように、故障や病気を物ともせず闘いきるのが美談とされています。
そのせいで、選手生命が短くなり、20代30代で現役引退を強いられるのも珍しくありませんね。
日本の国技の相撲をはじめ、格闘技やコンタクトスポーツなどのハードな競技では特にそうした傾向が強いです。
そもそもスポーツは、身体を動かして鍛え、体力を増進し、健康に寄与するのが目的のはずなんです。
他にも、爽快感や満足感をもたらし、ストレス発散など心の健康にも役立ちます。
人生100年時代に向けて、心身の健康を維持するためにもスポーツの役割はかなり大きいと思われます。
それが、なぜかハイレベルなスポーツになればなるほど、健康とは真逆な方向へと向かってしまうような気がします。
上のクラスを目指せば求められるレベルも上がり、“気持ち良い運動”どころではないストイックさで記録や敵に立ち向かっていかないといけなくなって…。
身体を壊してまで、ガラスの身体を作ってまで、犠牲を払ってまでのめりこむ世界は、通常のスポーツとは別次元です。
誰もがそのレベルを目指す必要はない(というか不可能)と思いますし、むしろ、一般の人は自重していただくほうが健康的では?!
大会記録・日本記録・世界記録は誰かに任せ、1位優勝を逃しても、スポーツをやるなら楽しむことに専念していただきたいものです。
自己ベストを叩きだすためだとしても、身体をいじめて壊すのも本末転倒ですよね?
誰もが、楽しみながら、身体づくりを実践していくのが本来のスポーツです。
スポーツは才能に恵まれた限られた人たちだけのものではありませんよ。
子どもの頃から運動が苦手だった人は、アスリートたちの活躍を見れば見るほど自分とは無関係の「遠い世界」と感じてしまいがちです。
むしろ、スポーツの経験が無い人、スポーツとは縁が無かった人ほど、これから始めてほしいのですが・・・。
かっこいいアスリートを目指さなくても、身体を動かすことに慣れる、楽しむことが理想ですよ。
身体を適度に動かすと、筋力や柔軟性が上がり、基礎体力がついたり、代謝が上がったり、いいことがいっぱいあります。
生活習慣病の予防やダイエットにも役立ちますから。
東洋医学的には気のめぐりがよくなるので、血流がよくなって冷えが改善したり、ストレス発散になったりすると考えます。
消化吸収や代謝を促すとされる脾臓の力も養われて、胃腸もますます元気に!
実際に運動不足だと腰痛肩こりなどの症状が慢性化してしまいますし、身体の内側が停滞していてよいことは何もありませんね。
憧れのアスリートをファンとしてモチベーションにするのは構いませんが、ご自身をあまり追い込まず、あくまで楽しい運動を心がけてくださいね(^^)/
スポーツはトップアスリートだけのものじゃありませんし(^^)
まずは軽いストレッチや歩くことから始めましょうね!
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