食べ過ぎてませんか?
唐突ですが、人間の三大欲求ってご存知ですか?
1位:睡眠欲 2位:食欲 3位:性欲、です。
他にも数々の欲求があるとは思いますが、人間が生きていくうえで最後まで残る欲求はこの3つと言われています。
欲求がなくなる順番は性欲→食欲→睡眠欲だそうですが、なくなる時はまさに生命の“危機”ってことですよね。
そういう意味では、メンタルが落ちてうつ傾向になるとどれも失われていくので命の危険そのものですね!
さて、食欲がなくなるのは何かしら原因があると思いますが、もう少し深刻に考えてみてもいいかもしれません。
逆に、食欲が強すぎるのはどういうこと!?
それも何か原因があるのでは?
食欲の異常亢進というと・・・
・やけ食いしてしまう
・食べてもすぐお腹がすく
・たくさん食べても食欲が収まらない
・空腹でもないのについ食べてしまう
・つい食べ過ぎてしまう
・1日中だらだらと食べ続けてしまう
・過食して吐き戻してしまう
こうした食欲の異常を東洋医学的にはどう捉えているかというと、五臓のうちの心、肝、脾(胃)が関係しているとしています。
一度にたくさん食べて吐き戻すのは明らかに過食症、摂食障害で、心の問題です。
命の危険さえありますから、専門的な医療介入が必須です。
精神科、心療内科、もしくは内科になります。
「たいしたことない」 と自己判断せず、できるだけ早く医療機関を受診してください。
深刻な病気ではなくても、食欲が異常亢進してしまって困っている方はいらっしゃいますよね。
“やけ食い”という言葉があるくらいですから、ストレスの影響で食べ過ぎてしまうことは誰にでもあります。
何かしら(欲求)不満を感じた時、代わりに食欲を満たすことで生じる満足感で脳が騙されるんですよね。
不満の原因が解決したわけではないのですが、騙されちゃう。
それが“やけ食い”の正体です。
そのうちイライラを鎮めるために食べるようになってしまいます。
最初はあまり食欲がないのに、食べだしたらどんどん食べれて、かえって食べ過ぎてしまうようなことがありませんか。
これも肝の問題なんですよね。
食べることでごまかさずに、ちゃんと暴走ぎみの肝と向き合うことで食欲をコントロールできるようになりたいです。
いっぽう、とくにストレスも無いのに、やたらとお腹が減り、食べても食べても満足できないのは胃に熱がこもっているからなんですよね。
食べるのが大好きな方が多いんです。
もともと胃は働き者ですが、強靭な胃を持っている人は食べることに関しては疲れ知らずです。
胃自体が情“熱”的に「もっと、もっと」と要求しているかのようです。
でも働きすぎなので、オーバーヒートしてさらに熱を帯びてきます。
暑がりで汗っかきが特徴でしょうか。
冬でも冷たいドリンクやアイス、ビールが大好きですよね。
丈夫な胃だからとはいえ過信せずに早くブレーキをかけていかないと脾臓を傷めることになってしまいます。
そのうちにお腹の調子も崩れてきますし、将来的に大きな病気にもつながりかねませんよ!
便が緩くなりだしたら要注意です。
結論が出ないことをクヨクヨ、グルグル、堂々巡りする性格だったり、数字や事業計画などを念入りに検討するのがお仕事の方だったりすると、このパターン(=脾虚)に陥りやすいのでご注意ください。
食欲のコントロールはダイエットも含めて、よりヘルシーな食習慣をキープするためには非常に重要です。
脳の視床下部にある満腹中枢だけの問題ではなく、東洋医学的に肝や脾の問題が原因と知ったうえで対処していきたいです。
肝の暴走、脾の弱りを改善するためにも鍼灸によるアプローチをお試しくださいね。
食欲に支配されるようなことがありませんように!
ご相談ならいつでも受け付けていますよ~(^^)/
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