マイナス思考の弊害
ご自分の性格を「ネガティブだなぁ」 と感じることはありませんか?
生まれもった性格というのはあるかもしれません。
気質といいますか。
でも、ほとんどは後天的に身に着けた性格、思考の癖だと思います。
幼少時代に両親やきょうだいから受けた影響は非常に大きいです。
家族以外でも、成長過程の環境に左右されることは多いですよね。
「どうせ」 という暗示が原因かもしれません。
「どうせ無理↓」
「どうせうまくいかない↓」
「どうせ失敗する↓」
こうしたマイナスの暗示(=呪い)にかかってしまうんですよね。
その後「ほらね!」「やっぱりね!」 的な失敗体験を繰り返して、さらにネガティブが強化されてしまいます。
誰でも傷つくのはいやなので、やがて前もって保険をかけるようになります。
「どうせうまくいかないのから前もって覚悟しとこう」 と傷つくことを回避するようになるのです。
ただ、保険をかけてもダメージは受けるものなんです。
ストレスはちゃんと(?)かかっているのですよ。
むしろ、「どうせ↓」 と暗示をかけることで、うまくいかないほうに賭けているようなマインドセットになっています。
常に失敗を仮体験しているのですから、そのストレスたるや・・・
心配性でマイナス思考の方は、先回りしてありとあらゆる可能性を仮定して問題回避しようと尽力します。
予防線を張りすぎて疲労困憊、気が休まる暇がありません。
ストレスホルモンがかなり増加していますよ。
そのわりには取り越し苦労で終わることがほとんどなんですから。
「心配事の9割以上は起きない」 といいますよ。
人はストレスにさらされるとストレスホルモンが分泌され(アドレナリンやコルチゾール)、交感神経が優位になって、さまざまな影響を及ぼします。
生き物としては瞬間的にこの働きが必要な時もあるのですが、常にストレス下に置かれていると慢性的にストレスホルモンにさらされることになってしまいます。
その結果、生活習慣病を引き起こすことが知られていますし、うつ病や不眠症などの精神疾患、ストレス性不妊にもつながります。
たかがネガティブ思考と侮るなかれ。
まずはご自身がマイナス思考、ネガティブ思考だということに気づくところからスタートです。
思考の癖って、意外と気づかずに習慣となっているのですよね。
気づいたら立ち止まってみましょう!
いつもの罠にはまらないように!!
ストレスホルモンを増やさないためにできることは何でしょう?
もちろん、心配すること、マイナス思考をやめることなんですが、なかなか難しいですよね。
いきなりポジティブにはなれません。
そこで、思いつめないためには気を紛らわすのがお勧めです。
◆身体を動かす(とくに景色を楽しみながら歩く)こと
◆料理や手芸、DIYなどの好きな趣味に熱中すること
◆夜更かしせずに、入浴して早く寝ること
どれもスマホなどから離れて、余計なことを考えずに“無”になることが目的ですよ。
常に働きすぎの脳を休ませてリラックスしてくださいね(^^)/
すぐにはできないかもしれませんし、波があるのは普通です。
それでも、ネガティブになりすぎないように、バランス感覚を取り戻していけますように。
ご自身の思考が偏っているかどうかを自分で判断するのはちょっと難しいかもしれません。
サポートが必要な方はいつでもご相談くださいね。
お力になれたら幸いです!
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