急すぎる春のせい?

お彼岸の前半は寒の戻りで各地に大雪をもたらしました。
冬に逆戻りの寒さで震えましたよね。

それが後半は一気に春が来て、さらに飛び越えて夏日さえ記録する陽気で・・・

春分の日を境に、いきなり春爛漫となりました。

あまりにも急な変化に身体もびっくりしているはずです。

 

季節の移り変わりはなだらかに、穏やかに進んでくれたほうが身体には優しいですよね。

この冬は雪が多くて被害も出ましたし、一転して暖かい日もあり、寒暖差が大きかったように思います。

多少の行きつ戻りつは三寒四温と言うように織り込み済みなんですが、激しいとダメージが・・・!

身体が寒さに慣れたところに一気に気温が10℃も上がると、身体の調節機能が制御不能になってしまいがちです。

余裕で調節できる方はいいのですが、個人差があるものです。

苦手な方は自律神経が乱れて不具合が出てくるんですよね。

調子を崩している方、いらっしゃいませんか?

ダウンするほどではなくても、めまいや頭痛、耳鳴り、ほてりなどを訴える方が増えますね。

そうした症状は気が昇ってしまい、出てくることが多いのです。

本来、気は下から上へ↑、上から下へ↓、と全身を巡っているものなのですが、上に上がったまま降りてこない状態が“のぼせ”です。

上半身、とくに肩から上に症状が出やすいです。

急に暑くなると起きやすいですし、身体を上下で分けて“下”が弱いと気を引き下ろす力が弱って起きやすくなります

物理的に下半身が弱いという意味ではなく、東洋医学で言う“腎”の力が衰えているという意味です。

体質的に“腎虚”の方、過労や慢性的な寝不足の方、そして老化現象ですね。

また、更年期やストレス過多、お疲れがたまっているなども気が昇りやすい傾向に。

そんな時に足もとが冷えると“冷えのぼせ”の状態になって肩から上の症状が簡単に出やすくなりますよ。

 

予防するには、基本的にしっかり睡眠を取って疲れを癒すなどの養生も大事なんですが、気の巡りをよくするためには歩くことが効果的です。

デスクワークや座ったままの生活が長い方は気の流れが悪くなってしまいます。

頭脳労働や、スマホやテレビ画面などを見すぎることで気が昇りやすくなりますからね。

昇った気を降ろすために、足をしっかり動かす、温める、というのが有効なんです。

春は自然界でも陽気が増してきて草木も萌え出てくる季節です。
冬眠していた昆虫や動物たちも起きだしてきますよね。

人間だって活発に動きだしたいところなんですが、冬のままじっとしている生活が続いていると気だけ昇っていくんです。

めまい、頭痛、耳鳴り、肩や首のこり、ひどくなっていませんか?

 

急に身体を動かすと身体も慣れてないためにびっくりしてしまいますから、まずは柔軟体操、ストレッチから始めてくださいね。

気温が上がっているとはいえ、じっとしていると足は冷えていることが多いので、そんな時は足湯がおすすめ。

お風呂で全身を温めるより、足をじっくり温めましょう!

いきなり薄着にならず、とくに足もとはしっかり靴下をはいて守ってくださいね。

また、薬膳も気を降ろすのに役立つので取り入れてみては?

今の季節、いちごや柑橘系などの果物、香り野菜、ハーブ類などを摂りましょう。

芋や豆類、甘いものは控えめがいいですね。

脂っこいもの、味が濃いものを食べ過ぎず、しっかり身体を動かす習慣をつけていきましょう。

 

今年は3月なのに早くも夏日になる日も出てくるので、身体が暑さに慣れてないぶん熱中症も発症しやすいです。

夏に向けて、これからは熱中症対策も視野に入れていく必要がありますよ。
(近年は5月から夏ですよね!)

運動することで汗をかく練習をしていってくださいね。

季節にちゃんと対応できる身体をつくっていきましょう(^^)/

 

 

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