自分を知ろう!

「暑さ寒さも彼岸まで」といいますが、そろそろ春本番にシフトしてほしいですね。

寒の戻りを繰り返し、冬と春のせめぎ合いが続きましたが、ようやく春の勝利でしょうか。

春の選抜高校野球大会を追いながら、桜の開花が待ち遠しい季節です。

 

樹木や花は気候の変化に敏感で、時が来たら芽を出し、花を咲かせます。

誰に指示させることもなく、自らの感覚で活動している感じです。

もちろん気候変動のせいもあってか季節が乱れると、くるい咲きしたり何度も咲いたり、ということも増えてきました。

それでも植物は季節に合わせて自分の役目を果たしているように見えます。
あくまでも受動的なのですが。

なかには1日のなかでも気温の上下に合わせて葉っぱや花弁を閉じたり開いたりする器用な種類もありますが、基本的には四季の移ろいに順応しているみたいですね。

何が言いたいのかというと、植物は受け身とはいえ自分を心得て生きているのです。

 

いっぽう、動物はどうでしょう?

季節に合わせて居心地のよい場所や環境に移動することもできますし、換毛したり、冬眠したり、それぞれに合った生き方があります。

人間はどうでしょう?

頭を使って暮らしやすい工夫をしながら生きる術を身に着けてきましたよね。

現代では、さまざまな便利な道具やグッズに囲まれながら快適に暮らすことができるようになりました。

ところが、季節の移ろいへの感受性は薄れてきているように見えます。

季節感を無視しがちになっていますよね。
真冬にアイスクリーム店に並んだり、真夏にエアコンをきかせすぎて風邪をひいたりするんですから。

気になるのは、気温差に対応しきれてない方が多いことです。

寒くても家では靴下をはかないとか、冬でもアイスコーヒーを飲むとか、ミニスカートやホットパンツから生足を出して闊歩している若い女性も多く見かけます。

そういった無防備な方々を心配しています。

今、体調は大丈夫ですか?

もしかして不安があるなら、あなたの不調の原因は生活のなかにありませんか?

今は気づかなくても、10年先、20年先の健康に影響が出る可能性もありますから。

現代人は仕事をはじめ、やるべきことややりたいことで頭がいっぱいになっています。

そのせいで肌感覚というか、季節感や気温差などの感覚が鈍ってしまっているように見えます。

自然の脅威や衣食住の間違いなどに敏感でなければ身を守ることができなくなってしまう危険がありますよ。

“生活習慣病” というフレーズが表すように、飲食や運動などに無頓着な生活のせいで病気になるのは周知の通り。

そこまで重症化するまでにも、ちょっとした不調に気づかないせいで病の前兆を見逃してしまうことも多いです。

後戻りできるレベルでなんとか踏みとどまる、あるいは違和感を早く察知して対策するという“未病治”が大病を防ぐ方法なんです。

ただ、一人ひとり身体は違いますから、万人共通の理想の暮らし方というのはありません。

ネットであふれる健康法を実行しても全然効かない、むしろ体調悪化、なんてことも起こりますから。

自分の身体をよく知って、自分に合った養生法を選んでいくのがコツですよ。

同じ家族でも体質が違い、身体の癖や好き嫌いなどもありますよね。

まずは自分自身に関心を持ってみましょう。

気づかないうちに身体を冷やしていませんか?

持ってる消化力を超えて食べ過ぎていませんか?

睡眠不足を軽視していませんか?

もうちょっと敏感になってみましょう(^^)/

 

自然界の動物は具合が悪くなったり怪我を負ったりすると、ひたすらおとなしく休養して回復に努めます。
誰に教えられたわけでもなく、本能です。

風邪をひいても仕事に出ないといけない現代人とは違いますね。

人間も動物や植物を見習って、自分の身体の声を聴き、季節の変化を感じとり、柔軟な暮らし方を身に付けないとって思います。

季節に逆らわず、身体を大切にしていきたいですね。

健康は失ってはじめてありがたみを感じます。

誰でも調子を崩すことはありますが、そこから上手に回復すること、できれば悪化させないこと。

そんな暮らしを維持していくことが“人生100年”時代にふさわしいのではないでしょうか。

養生してくださいね(^^)/

 

 

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