春はまだ遠い?
巷ではひな祭りのディスプレイが華やかですが、またもや強烈な寒波が押し寄せてきて、列島は雪や氷に覆われています。
寒波と寒波の合間には3月並みの陽気になったりしてアップダウンが激しいですよね。
二十四節気の雨水(うすい)は「降る雪が雨に変わり、山に積もった雪も解けだす頃。
雪解け水で田畑が潤されて、そろそろ農耕作業を始める時期」 という季節のはずなんです。
それが逆で、雨水の大雪となってます。
豪雪地帯も今年はとくに雪が多いとのことですから。
温暖な阪神間とは比べ物にならない雪国の危険な状況に心配だけが募ります。
暦のうえではもう春なので、暖かい春の雨がカラカラに乾いた冷たい大地を潤すとされているんですけどね。
これでは桜の開花も遅れるのでは?
いや、それとも一気に緩んで春が来るかも?
冬と春がせめぎ合うこの時期は体調管理も難しくなりますよね。
めまぐるしく変化する気温や気圧に合わせて身体を調節するのためにエネルギーを大量消費します。
寒暖差や気圧の変動で自律神経が乱れてしまいます。
身体の調節機能が弱い方にとってはしんどい季節です。
また、スギやヒノキの花粉が飛びだすのもこの時期。
今や2人に1人は花粉症持ちと言われるくらいですから、さらに春のQOLが悪化する要因となっています。
できるだけ調子を下げないでいきたいのですが…
というように、春は何かと不安定で落ち着かない季節です。
冬のあいだ静かに眠っていた世界が一気に目を覚まして動きだすのですから。
冬眠していた熊やリスだけではありませんよ!
なるべくエネルギーを消耗しないように葉っぱを全部落として枯れ木のようになっていた樹木も、潤いだした大地から水分や養分を吸収して芽を出していきます。
自然界全体が覚醒して動きだすと、人間だって伸びをしたくて気が騒ぎ、乱れやすくなります。
花粉症だって、自然のものである花粉はただの“きっかけ”であって、受ける側の人間に原因があるんですよね。
ですので、春を上手に乗り切るためには、春ならではの身体の整え方が大事なんですよ~!
春は肝の季節。
東洋医学ではそう言います。
勢いよく走りだそうとする肝の気が停滞しないように、そして暴走もしないように、交通整理をしてあげないといけません。
なるべくゆったりした服装を心がけ、髪も短く切ったりぎゅっと縛ったりせず、ルースな感じがいいんですよ。
そして、お散歩をお勧めします。
歩くと気の巡りがよくなるので、多少寒くても、風を切ってウォーキングしましょう。
歩くことでストレスも発散できるので気持ちも軽やかになりますよ!
じっと座りっぱなしでいると停滞するだけですから、リズミカルに歩いて巡らせましょう(^^)/
春は社会生活においても変化が多い季節でもあります。
受験、卒業、入学など学生さんも、社会人だって就職、異動、移転など、新しいスタートで緊張を強いられますよね。
いい緊張感はエネルギーになりますが、過度になると負担になってストレスになります。
なにかと不安定になってトラブルが起こりやすくなるので要注意なんですよ!
こんな時期なので、食養生するなら柑橘系がお勧めです。
甘い/酸っぱいだけでなく、甘酸っぱいのがいいですね。
果物売り場がさまざまな柑橘類でいっぱいになる春です。
その時期の旬の味を楽しんで食養生してくださいね。
そして木の芽時といいますが、ふきのとうやタラの芽など山菜の苦味も身体が必要としています。
春は甘酸っぱい味と苦味と覚えておいてくださいね!
さまざまなトラブルに悩まされがちな春ですから、東洋医学の力を借りて立て直しませんか?
いつでもご相談くださいね(^^)/
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