頭痛をタイプ別に改善!《緊張型頭痛編》
片頭痛は遺伝の要素が若干あることはお話ししました。
片頭痛持ちの家系というのがあるようです。
でも遺伝なんて全然関係なく、誰にでも起きる頭痛だってありますよ。
むしろ、そのほうが多いでしょう。
一番一般的ともいえるのが2つ目の頭痛のタイプです。
ありがちなだけに、自分自身で予防法や、発症した時の対処法を把握できたらずいぶんと楽ですよね!
2.緊張型頭痛
あらゆる年齢層や性別に関わらず起きやすいのがこのタイプの頭痛です。
なんとなく「頭痛が痛い」 と今風に冗談を言える余地が残るような頭痛かもしれません。
冗談で終わらせずに、しっかりと理解していきましょう!
【症状】
・両側の後頭部から首筋が痛む。
・重苦しい、締め付け感がある。
・おさえられている感じ。
・月に数回から毎日でも起きる。
・動いても悪化はせず、生活に支障は出にくい。
・身体がだるい、めまいや肩こり、目の疲れがある。
・光や音に過敏にはならない。
・吐き気は起きない。
片頭痛との違いが明らかですよね。
対処の仕方も違いますので、ご自身の頭痛がどちらにあたるのか、この際しっかり判別してくださいね!
【原因】
・身体的/環境的/精神的ストレス
・神経や筋肉の過緊張
・パソコンやスマホ操作のやりすぎ
同じ姿勢をとりすぎることで筋疲労を起こし、脳内の痛みの調節をする機能が働かなくなります。
リモートで運動不足とデスクワークが長くなり、頭痛をこじらせてしまう方が続出です。
お仕事でなくても、外出自粛で動画を観たりスマホを触ったりする時間がどうしても増えてしまいますしね。
身体が固まっているだけでなく、新型コロナ・ウィルス感染の心配や先行き不安で精神的にも緊張を強いられています。
気分転換がうまくできればいいのですが、家に閉じこもってばかりだと息が詰まりますよね!
【対処法】
・マッサージやストレッチ
・温める
・姿勢をこまめに変える
仕事やゲームでずっと同じ姿勢で集中しているとなりやすいので、1時間に1度はその場から離れてストレッチ体操や歩き回るなどの休憩を入れましょう。
冷湿布は逆効果なので、必ず温湿布や蒸しタオルなどを利用してください。
入浴も効果的です。
ぬるめのお湯にゆっくりつかって緊張を緩めましょう!
メンタルのお手当として、なんでもいいですから自分の楽しみを見つけ、気分をアゲていく工夫も必要です。
緊張を少してもほぐすためにも!!
【東洋医学的な対処法】
気が停滞して、血のめぐりも悪くなっています。
とにかく動いて気をめぐらせることが大事です。
温めて、気血を循環させ、活性化するのです。
肩こりがひどい時は葛根湯を飲んでみるのも一つです。
いかがでしょう。
緊張性頭痛なのに冷やしたりしていませんでしたか?
それでも、どちらにしても無理せず、休んだり、ストレス発散したりすることが改善策にちがいありません。
毎回お薬を飲まないといけない方は、そもそも《頭痛が起きない身体》を作っていきませんか?
対症療法も必要ですが、根本的な予防や対策でも楽に生活できるようになるんですよ(^^)/
それでは、最後3つ目の頭痛と、東洋医学的なセルフケア法について次回はお話ししていきたいと思います。
頭痛でお悩みの方はいつでもご相談くださいね!
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