子宮筋腫は珍しくない!

過多月経(月経時の出血量が大量になる)酷い生理痛がある場合、子宮内膜症とともに疑われるのが子宮筋腫という病気です。

どちらも放っておいても治らないですし、エストロゲンの作用で悪化すことになりますから、できるだけ早めに診断を受けてくださいね。

 

子宮筋腫は腫瘍ができる場所などによっては症状が何も出ないこともあります。

妊娠したいけれど、不妊症かも? と産婦人科を受診して初めて筋腫があることが判明する方も珍しくないです。

子宮筋腫のせいで妊娠しにくくなることは、残念ながら実際にあるのです。

 

子宮筋腫はできる場所によって分類されます。
1.粘膜下筋腫(子宮の内側)→不妊症の原因となりやすい
2.筋層内筋腫(子宮の筋肉の中)→大きくなると流産や早産の原因となる
3.漿膜下筋腫(子宮の外側)→自覚症状が出にくく、妊娠にも影響しにくい

複数個できることも多く、なかには大小合わせて100個もできることだってあります。
粘膜下だと小さくても痛みや出血量などの症状が強くなりがちです。

症状や年齢、挙児希望などを考えあわせて、筋腫核出術(手術)を受けたほうがよいのかどうか判断が必要です。

閉経すると縮小していきますので、すでに更年期の場合はそのまま閉経を待つことも多いですね。
閉経まで時間がある場合は強制的に閉経させる処置もあります。

筋腫が大きく、貧血がひどい場合は手術が必要になることもあり、場合によっては子宮全摘を勧められることもあります。

妊娠希望の方は子宮全摘は選択肢に無いかもしれませんが、不妊治療でホルモン剤を使う際には筋腫が大きくなる確率も高く、特別な注意が必要です。
核出手術をすべきかどうか、厳しい判断が求められるようになりますので、専門医の診断は不可欠です。

 

子宮筋腫は女性の多くが大なり小なり経験するものですが、東洋医学的に見ると発症しやすい方の体質は特徴があります。

症状にお悩みだったり、将来のために予防に取り組みたい方は鍼灸での体質改善も選択肢の一つですよ。

婦人科での治療と併用で受診される方も増えてきています。

お悩みの方は一度ご相談くださいね(^^)/

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