生理痛の原因は知ってますか?
激痛とまではいかないとしても、生理痛に悩まされる方は多いですよね。
1日目に薬を飲んで凌いでいる方のお話はよく聞きますよ。
なかには子宮内膜症や子宮筋腫のせいで生活にも支障が出るくらいの月経困難症の方もいらっしゃいます。
(婦人科の受診をお勧めします!)
そこまで酷くなくても、地味に痛い、しんどい、という方はもっとたくさんいらっしゃいますね。
毎回のことなので、毎月1~数日は憂鬱です。
だいたい、なんで生理痛って起きるのか考えてみたことはあるでしょうか?
学校で教わった記憶はありますか?
最近は初潮が早くなってきていますし、小学高学年までに生理について、そして生理用品の使い方などについては教わることになります。
でも、あまり詳しい生理のメカニズムや女性の身体の機能について教えてもらうことはないのかと思います。
おとなになってからも、理由はわからず生理だから仕方ないと割り切っていらっしゃるかもしれません。
生理痛の原因はいくつかあります。
子宮内膜症や子宮筋腫などの病気がある器質的な月経困難症の場合は、無視せずに治療してください。
市販の鎮痛剤だけで我慢していても病気は進行するだけです。
症状がそれほど強くなくても病気があるケースも実際にありますので、誰でも一度は診てもらうことをお勧めします。
問題は、とくに何も原因が見つからない機能性月経困難症や、倒れるほどではないにしても辛い生理痛の方ですよね。
子宮頚部が狭い(若年層に多いです)とか子宮の位置のせいなどで痛みが出る方も、なかにはおられます。
けれども、一番多いのはプロスタグランジンという物質が原因となっているのです。
生理のメカニズムとして、子宮内膜から出るプロスタグランジンというホルモンの作用で子宮が収縮して内膜を血液とともに排出するのです。
たまにプロスタグランジンの分泌量が多い場合や、子宮の反応が過剰な場合、生理痛が発生します。
主に子宮に対してですが、骨盤内の血管や腸、腰にも作用するため広い範囲で痛みや、吐き気・下痢などの消化器症状などが出ることもあります。
頭痛が出る方もいらっしゃいますね。
こうした生理痛を改善するためには、市販の薬に頼る以外にも、ご自身でもできることはありますよ。
ポイントは血流の改善です!
プロスタグランジンが働いて血管が収縮している時に、身体を冷やすとさらに血流は悪くなって痛みを増幅してしまいます。
ですので、まずはお腹や腰、下半身を温めることが大事なんですね。
また、ストレスや過労などでも交感神経優位が続いて血管が収縮するため、できるだけストレス発散を心がけ、リラックス、休息をとることも必ず役立ちます。
ぬるめのお湯につかったり、たっぷりの睡眠をとったり、軽い運動で身体を動かしてみたり、いろいろとご自身でできる血流改善にトライしてみてください。
そういうのも自分ではなかなかうまくいかないよ、という方はぜひ鍼灸をお試しくださいね(^^)/
冷え症や血流を改善するには鍼灸がとても効果的なんですよ!
無理せず身体を労わって、生理にまつわる不快な症状から解放されましょう!!
ご相談お待ちしています(^^)/