更年期症状のコレには注意!
最近は40代で“高齢妊活”に挑戦されているカップルも多いですよね。
それくらい晩婚化が進み、妊娠出産も高齢化が進んでいるのです。
もっとも、それだけが少子化の原因では決してありませんが。
とはいえ40代も、まだ小さなお子さんの子育て真っ最中の世代となりました。
子育て、家事、仕事などいくつもの役割を果たさないといけないため、かなり肉体的・精神的な重荷、ストレスがかかっていますよね。
妊娠出産や子育てが遅くなっても、更年期(メノポーズ)も遅れて来てくれるということはないんです。
いつの時代でも女性の閉経は50歳頃と決まっていて、昔ならとっくに子育てを終え、孫ができて、閉経した後は余生(ラッキーなら)。
現代では更年期が子育てや、人によっては親世代の介護とも重なるようになったのです。
そもそも更年期はホルモンバランスが大きく変化して心身ともに大きく揺れる時期です。
その上に、さまざまなストレスが何重にもかかることで、さらにダメージが大きくなることがあります。
更年期症状の一つとされている高血圧。
正確には、収縮期140mmHg以上、または拡張期90mmHg以上を高血圧というのですが、家庭で測る場合は135/85mmHg以上が高血圧とされています。
できれば125/75mmHg未満に抑えたいところです。
高血圧のまま放置すると血管や臓器に負担がかかりっぱなしになるため、将来動脈硬化が進行するなどすると危険なのです。
もっとも高血圧自体はとくに自覚症状もなく、直接的な苦痛や目に見える変化がないため、更年期だから仕方ないとあきらめがちです。
でも、更年期に血圧が高くなるのはそれなりの理由があって、時期が過ぎると落ち着いて血圧も戻るはずなんですが・・・。
ところが、対処せずに放っておくことで高血圧のまま定着してしまうのですよね。
50代後半や60代となって「高齢だから仕方ない」 と受け入れてしまいがちです。
高齢になればなるほど高血圧がリスクになってきますので、できたら低く抑えたいところですよ。
更年期に血圧が上がるのはなぜでしょうか?
東洋医学的には以下の3つの原因が考えられますよ。
1.ホルモンバランスが崩れ、交感神経が優位になることで血圧が上昇します。
ストレスがかかるとさらに助長することになります。
これは東洋医学的には“気逆”という状態なのです。
ストレスを発散し、リラックスすることで副交感神経を刺激しないといけません。
2.肥満や食生活の問題から血液量が増えたり、血液の質が悪くなることで血圧が上昇します。
若い頃よりも運動量が減り、代謝も悪くなることから肥満しやすくなるのも事実です。
中年以降のリモートワーク、グルメやストレス食いなどで体重増加傾向が進んでいます。
“湿痰”という病理産物が体内に溜まり血圧を押し上げているので、これを排除しないといけません。
3.血流が悪くなり、末端まで血液や栄養を送ろうとして血圧が上昇します。
ストレスや運動不足も関係していますが、血流の停滞が“オ血”となっている状態です。
気血の流れを改善して“オ血”を解消して、古い血を排除してしていかないといけません。
“オ血”がずっと残ると大きな病気につながるので危険ですよ。
たかが血圧、されど血圧なんですよね。
今は大丈夫かもしれませんが、このまま放置するといずれリスクとなりかねません。
人生100年時代に健康寿命を延ばすには、血圧も大きなファクターなのです。
血圧を正常範囲内に抑えるには、食・運動他生活習慣を見直すことも大事ですし、さまざまなストレスを抱える現代の(プレ)更年期世代にとっては、もっと積極的な治療も有効ですよ。
東洋医学的なアプローチで血圧を安定させましょう(^^)/
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