トイレのお悩み!《その1》
中高年になると、「これが老化なの?!」 と感じることが増えて憂鬱になりますね。
若い頃との差に愕然として、不安や焦り、時には嘆きたくなることだってあります。
誰にとっても老化は嬉しいものではありませんし、できることなら若返りたいものです。
とくに更年期の女性は全身のあちこちで不調を実感しますし、気も滅入りますよね。
マイナートラブルも積もり積もれば大きな悩みになります。
更年期症状には個人差がありますし、なかなか他人には話しにくい+話しても理解してもらえないことが多いんです。
更年期は誰にでも訪れる通過点で、ほとんど何もなく気づいたら終わっている方もいらっしゃいますが、ときには更年期障害と呼ばれ健康が損なわれ、生活の質(QOL)も非常に低下してしまうこともあります。
そんなお年頃の方に多いお悩みの1つについてお話ししていきますね。
身体の老化現象は少しずつ目に見えないスピードで進んでいるわけですが、簡単に自覚できるような症状は目に止まりやすく、すごく気になるんです。
女性の場合、毎日メイクをするのに鏡をじっと見つめることが多いので、お顔の変化にはかなり敏感ですよね?
そして男女ともにトイレの問題も毎日のことなのでけっこう切実です。
★ トイレが近くなった。
★ 夜中にトイレで何度も起きる。
★ 急にトイレに行きたくなって我慢できない。
★ トイレに間に合わずにもらしてしまう。
★ くしゃみや大笑いしたときに尿もれする。
人知れずそんなお悩みを抱えている方が多いです。
トイレのトラブルって、なかなか人には話せないものですからね。
頻尿や夜間尿、尿意切迫感などは生活するうえで意外と大きな問題なので、無視しづらいです。
できたらQOLを下げないように対処していきたいですね。
そもそも頻尿とは朝起きてから寝るまでにトイレに行く回数が8回以上のことを言いますが、熱中症予防やカフェイン飲料が好きで水分摂取量が多かったり、習慣のようにこまめにトイレに通う人がいたりするので、8回以上行くという方は多いです。
水分はそれほど摂ってないのに2時間もトイレを我慢できないのは少し頻尿ぎみになっているかもしれません。
頻尿にもさまざまな原因が考えられます。
膀胱炎など尿路感染、腫瘍など(子宮筋腫なども含めて)、その他の疾患が原因の場合は適切な診断と治療が必要ですので、医療にかかられることをお勧めします。
ただ、更年期以降に増えるのは原因不明の過活動膀胱なんですよね。
膀胱にそれほど尿がたまっていないにも関わらず、膀胱が勝手に収縮するので急にトイレに行きたくなるのです。
我慢したくてもできないので、そうなる前にトイレに駆け込むことになります。
間に合わないともらしてしまいますから。
この尿意切迫感、けっこう辛いですよね!
男性の場合は前立腺肥大が原因となることが多いのですが、男女ともに脳卒中やパーキンソン病などが原因となることもあるようです。
高齢になるにつれ、こうした脳や脊髄の病気のせいで膀胱がコントロールできないことがありますが、基礎疾患がなくても原因不明のケースが増えるのです。
尿失禁など排尿トラブルがひどくなると、自宅でいつでもトイレに行ける環境であれば安心なんですが、長時間の外出や仕事などは怖くなってしまいます。
ひどくなって外出もままならずに引きこもるような状態であれば薬物療法が有効です。
膀胱の筋肉が過剰に収縮するのを抑える薬を使います。
でも、なんとか自力で対策できないかという方もいらっしゃるので、その方法を次回にお伝えしていきますね。
無理せず改善する方法もありますよ~(^^)/
次回に続きます!
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