花粉症は予防できる!?
春が来るのは嬉しい反面、花粉症持ちの方にとっては頭が痛いですよね。
今年のスギ花粉の飛散量はどんなもんでしょうね?!
気になります。
例年だと初めて正式に花粉の飛散が報告されるのは2月に入ってからです。
とはいえ、敏感なアンテナをお持ちの方は「もっと前から飛んでるって!!」
と異議を唱えることでしょう。
ほんの微量の花粉でもキャッチして身体が反応してしまう敏感な方がたくさんいらっしゃるようです。
だいたい1月後半から訴えが始まり、スギ、ヒノキと続いて5月のGW頃まで収まりません。
長い長い花粉症シーズンです。
もっとも、一年中なんらかの“花粉”は飛んでいるものです。
黄砂やPM2.5、ホコリ、ハウスダスト、などもアレルゲンとして有名です。
どれも体調不良の犯人とされていますが、アレルギー反応は人によって違い、とっても複雑です。
個人差があるということは、受け手側の違いが大きな差を生む原因ということなんです。
なかには花粉がジャンジャン飛びまくっていてもまったく影響を受けない方もいらっしゃいますし。
では、花粉症の辛い症状をもたらすのは何でしょうか?
アレルギー反応の西洋医学的な機序についてはここでは取り上げません。
ネットで検索していただくと無数のサイトが見つかります。
花粉症治療なら耳鼻咽喉科を受診していただくのが定番です。
市販の薬も対症療法とはいえ、役立つと思います。
ここでは東洋医学的な視点をご紹介しますね。
1.鼻水中心の水毒(水滞)
典型的な花粉症の症状といえば、サラサラの無色透明な鼻水ですよね。
下を向いたとたんにスーッと垂れたり、ポトッと落ちたりするほどで、ティッシュを大量消費します。
これは水毒(水滞)といって、身体にたまった余分な水分が溢れてきているようなものです。
他にも足がむくんでいたり、動くとお腹がチャポチャポ鳴ったり、頻尿、めまい、頭痛、乗り物酔い、動悸といった症状があるかもしれません。
水分の排出がうまくいかずにたまってしまい、無理やりに出そうとして鼻水として流れ出るんですね。
水のめぐりが悪くなっているので、循環させて排出を助けてあげないといけません。
プラス、身体が冷えているので温めないといけないですね。
2.鼻づまり中心の寒または熱証
反対に鼻がつまってしまうタイプの花粉症もありますね。
鼻水が出るとしたら透明の粘り気のある鼻水、あるいは白っぽくて粘り気のある鼻水、です。
くしゃみも止まらなくなりますね。
お風呂に入ったりして温まったら鼻が通って楽になるなら寒証。
目や耳の痒みが出たり副鼻腔炎のような症状が出るのは熱証です。
方向性が違うのでそれぞれに合った治療が必要ですが、両方入り混じっていることもあります。
冷えのぼせの状態だったりしますから。
食べるもの、飲むものにも気を付けてくださいね。
3.慢性的な熱証
花粉症も慢性化すると熱化して慢性鼻炎になります。
ヒノキの花粉全盛期頃などによく見かける後期の花粉症です。
鼻の中が乾燥しカピカピになったり、目が真っ赤になって結膜炎、喉も腫れて、中耳炎、顔が痛い、頭重や頭痛などがあるかもしれません。
こうなったら熱を取り、ひたすら炎症を抑えなければなりません。
甘いもの、辛いもの、アルコールを避け、睡眠もしっかり取るようにしてください。
悪化すると蓄膿症のようになって外科的な処置も必要になる場合がありますよ。
症状を抑えるために抗アレルギー薬を服用する方も多いでしょうが、ぼーっしたり眠くなったりするのが厄介ですよね。
症状があまりにもひどくなったら投薬も仕方がないのですが、その前に予防や悪化しないための努力も必要では?
東洋医学では季節ごとの養生を重要視しています。
次の季節を快適に健康に迎えるためには、直前の季節の養生が大切とされています。
これから来る花粉症の季節を健やかに過ごすためには、今が大事なんですよ!
飲んだり食べたりするものにも気を使い、ストレスをためず、良質の睡眠を取るだけで花粉症は改善可能です。
花粉は排除できませんが、受ける側の身体、体質を変えることで花粉症を回避するのは可能なんです。
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