クーラー病にご用心!

クーラー病、もしくは冷房病はもうずいぶん前から有名な夏の不調です。

今ほど猛暑でなかったかつても、夏に職場のエアコンがきつかったり、冷えた図書館などで過ごしたりしたらかかる病でした。

そういえば受験生の時に夏休みに塾へ行って、薄着ですっかり冷えきってクーラー病になったのを覚えています。

もっと子どもの頃はというと、エアコンは贅沢でした。

夏休みの宿題は涼しい午前中にやるよう言われ、午後からはプール三昧、帰ったらスイカ食べて昼寝、みたいな子ども時代でした。

エアコンはお客さんが来たときだけ、みたいな(^^)

当時は「今日は暑い!」 という日で最高気温が31、2℃だったのですから。

今より5℃以上は気温が低かったはずです。

 

現在はもうエアコンなしでは夏を越すことができません。

以前はエアコンかけたまま寝ると朝起きたときに身体がダルいからダメだと言われましたが、今はエアコン無しで寝ると熱中症になる危険がありますし、そもそも暑すぎて眠れなくて身体を壊します。

上手にエアコンとつきあっていかなければ危険な猛暑です。

クーラー病とは、クーラーがききすぎた部屋にいて体温調節ができなくなったことで引き起こされる体調不良です。

正式な病名ではないのですが、身体の冷え、だるさ・疲労感、肩こり・腰痛、食欲不振、便秘・下痢などの症状が人によってさまざまですし、女性に多い、体温が低い人に多いといった特徴はあります。

また、ずっと冷えた室内にいるだけでなく、炎天下と冷えた屋内とを何度も行き来することでも起きやすいです。

屋内外など5~7℃以上差があるところを何度も出たり入ったりすると、そのたびに体内環境を調整しないといけないため、負担が大きくなって乱れてしまうのです。

要は、自律神経が乱れて体温調節がうまくできなくなることで起こるのですね。

昨今はとにかく熱中症を予防しなきゃいけないので「エアコンをかけて室内で過ごしましょう」 と呼びかけられています。

ただ、エアコンの温度設定が低すぎると誰でもクーラー病になる可能性があり、あくまでも熱中症を避けられるくらいの温度設定を守っていただきたいです。

人によって快適な温度は違います。
暑がりの方は20℃近くにしたがり、寒がりの方は28℃でも寒いと。

誰にとっても快適な温度なんて無いですよね!

でも寒がりの方のほうがクーラー病になりやすいため、対策を取ったほうがいいですね。

暑がりの人にも安全なように、外気温との差を約5℃くらいの設定にして、冷え症の方は厚着して自衛するしかありません。
(曇りや雨天で気温が低めの日は温度高めに設定を)

首やお腹、足もとなどをしっかりガードしてくださいね!

また、じっとしていると血流が悪くなってしまうので、1時間に1度は歩き回ってめぐりをよくすることも大事です。

そして、ホットドリンクを飲んでお腹を冷やさないことも役立ちます。

夜には温かいお風呂につかって冷えをリセットします。

それから、実はストレスが多いと自律神経が乱れやすくなるためクーラー病にもかかりやすくなりますよ。
ストレス管理もしっかりしていきたいですね。

 

猛暑に警戒しなければならないのは熱中症だけではありません。

けっこう回復するのに時間がかかるクーラー病にもご注意いただきたいです。

長引くと夏バテしたまま秋を迎えることになりかねませんからね!

クーラー病までいかなくても、夏の冷えをずっと抱えたままでいると本物の冷え症になります。

長い夏のあいだずっとエアコンなしではおれませんし、上手につきあっていかなければいけませんね。

油断して薄着のまま出かけてスーパーや電車で冷え切ってしまうことってありませんか?

外出の際は冷えた屋内でのクーラー病を策を必ず考えてくださいね。

無防備で「しまった!」 となってはもう遅いのですから…。

 

まだ梅雨も半ばなのに災害級の暑さで消耗しますが、夏本番はこれからです。

今となってはもうサバイバルな日本の夏を、体調維持して乗り切りましょう(^^)/

クーラー病予防のための夏の養生を!

 

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