適度な温活でいきましょう!
冷えは妊活の敵、と言います。
確かに、身体の芯から冷えて血行も悪くなり、妊娠しづらい状態になっている方はよくお見かけします。
でも最近は、以前ほどはたくさん見なくなりました。
冷えがよくないという情報が浸透し、しっかり冷え予防、温活をされる方が増えたのです。
どなたかが「おしゃれは我慢」と言われたのもあり、薄着でおしゃれを極める女性が多かった頃に比べれば、それは喜ばしいことだと思います。
寒いのに肌を出したり薄着でスッキリ感を出したり、そんなやせ我慢を続けるのは身体をいじめることになりますからね。
見た目よりも身体重視を力説していきたいと思います。
しかしながら、最近は温活という言葉もメジャーになり、女性のあいだではかなり浸透しているようです。
とくにベビ待ちには温活が欠かせないということで(なんでも「~活」ですよね)、関連の書籍もたくさん出ていますし、雑誌などでも特集をよく見かけます。
それだけ気にしている方が多い、ニーズが高いということなのでしょうね。
確かに下半身の冷えや極端な運動不足などで骨盤内の血行が悪くなり、妊娠が難しくなるケースは多いのです。
ですので、とくに気温が低い冬期、そしてエアコンによる冷えが気になる夏期、それぞれで冷え予防をしていただくのが大事です。
ただし、とにかく温めればいいという信念で、かなり必死で温活をされる方がいらっしゃいますが、それはちょっとどうかと思います。
というのも、秋冬でもそれほど寒くない日(むしろ暑いくらい?)でもガッツリ温活ガードをされて、服の下は汗だくになっている方もいらっしゃるのです。
余分な熱もこもってしまってたいへんです。
東洋医学的には真冬に汗だくになるのはよろしくありませんので、あくまでも寒くない程度の適度な冷え対策を心がけていただければいいのです。
汗が冷えて逆効果になるというのもありますが、東洋医学では冬に汗を出してしまうと蓄えないといけないはずのエネルギーを失ってしまうと考えるのです。
どうぞ適当な温活をお願いします。
やりすぎは何事も台無しになります。
自ら適当を知るためには感覚を磨かなければなりませんね。
こまめな情報収集も必要ですよ。
そして、臨機応変に対応しなければならないのです。
暖かくなりそうだったら何を着ましょう?
思ったよりも暑かったらどれを脱ぎましょう?
昨日よりも寒くなりそうだったら何を足しましょう?
明日から一気に冷え込むならどうしましょう?
きっとワンパターンの着方では細かい気温の変化には対応しきれないと思います。
柔軟にいきましょう(^^)/
ショッピングなどで暖かい屋内にいる時はたくさん着こまず、薄着にダウンコートにして、上着はロッカーにしまうのがおすすめです。
着る服のチョイスを間違えないよう、その日の行動予定や環境なども一通り予測しましょうね。
冬でも夏でも、そして季節の変わり目は特に要注意ですよ!
野生の動物のような気温差に対応できる力は失ってますが、その代わりに知恵を働かせていきましょう。
温めすぎもよくないということを覚えておいてくださいね(^^)/