血圧上がってませんか?
10月前半は夏をひきずって暑い日が続きましたが、その後に突然季節が進んで冬のような寒さになりました。
まるで9月から、10月を飛ばして11月になったかのようでしたね。
そんな急激な変化が1,2日で起こったのでした。
心の準備もできてませんでしたし、当然からだも無防備で。
衣替えも間に合わなかったのではないでしょうか。
気温が一気に下がったことで体調を崩された方も多かったです。
人間はホメオスタシス(恒常性)という働きで、どんな環境でも一定の体調をキープできるようになっています。
だから極寒の地でも、熱帯地方でも人間は暮らしていけるのです。
日本の気候もかなり極端になってきましたが、猛暑でも、厳冬期でも、体温や血圧などが一定になるように自律神経などが調節してくれているはずです。
ですが、急激な変化には対応が追い付かず、バランスが崩れてしまいがちです。
それでもすぐ立て直せる方や大きな変化にもびくともしない強い方も確かにいらっしゃいますが、もともと調節機能が弱い方にとっては大打撃なんですよね。
悪寒や発熱、風邪のような症状が出たり、お腹を下したり、頭痛や吐き気、めまいなどに襲われることもあります。
そして、血圧が急に上がることもありますよ。
そもそも血圧というのは、1日のあいだに細かく上下しているもので、ずっと一定ではありません。
朝起きてすぐや、食事や運動、テストなどで緊張するなど、それぞれ変化するのは当たり前です。
高血圧とは140/90mmHg以上となっていますが、上が130以上になると要注意といわれます。
ただ、高くなっても気づかないのは血圧の変化は自覚しにくいからですね。
ですから高血圧でも気づかずに放置してしまうのです。
血圧が上がる主な原因は寒さだったり、女性の場合は閉経も大きく影響しますし、睡眠不足や疲労なども考えられます。
いずれも交感神経がたかぶってしまうからですね。
自律神経の影響です。
外的な環境や条件(気温や湿度、気圧など)の影響以外にも、精神的なストレスや緊張などでも乱れますよ。
ストレスで自律神経のバランスが乱れてしまい、血圧の変動を招くんですね。
更年期以降で女性が高血圧になりやすいのはホルモンバランスの乱れで自律神経のバランスが崩れるからなのです。
この季節の変わり目に突然血圧が上がるのは急な寒さ+ストレスなことが多いのです。
東洋医学的には、肝や腎が関係していると考えます。
外気温に合わせて体内環境を整えるために身体はがんばっています。
かなりエネルギーを使いますし、負担がかかります。
過労状態だと腎が弱ってしまいます。
そのうえで、さまざまな心配事やストレスの影響で肝がたかぶるのです。
きっと同時に頭痛や首・肩のこりもひどくなっているはずですよ。
気が昇っている証拠ですね。
高血圧だとサイレントキラーなんて呼ばれて命が危ないという危機感を覚えますよね。
血圧が上がることに不安や恐怖感が募るとさらに血圧は上がるのです。
この時期に血圧が上昇している原因を知ったうえで、できるかぎりリラックスして、さらに冷え対策もしてください。
温かい食事やお風呂、ヨガなどで心身をゆるめてみましょう。
疲れがたまっている方は休養を。
睡眠不足は厳禁ですよ!
冬のあいだは交感神経が優位な時期ですので、夏よりも血圧が高めになるのが普通です。
それでも、健康診断などで測って意外と高くてびっくりされた方もいらっしゃるかもしれませんね。
心配な方は医師に相談すること(腎臓や副腎などの病気による二次性の高血圧という可能性もあるので)をお勧めしますが、まずは自分の本来の血圧を知るためにマイ血圧計を用意し、毎日朝と夕方に測ることが重要です。
医療機関で測ると緊張して高めになることがあるので、自宅の落ち着いた環境で計測するのがベストですよ。
朝は起床してから水(お湯)を飲んで、トイレをすまし、朝食を摂る前に測るといいです。
ノートに記録をつけていきましょうね(^^)/
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