秋バテしないために!
10月に入ると今年も残りわずかなような気がしてきます。
カレンダーも薄くなってきました。
長くて暑すぎる夏に翻弄されている間に、あっという間に月日が経ってしまったようです。
ちょっと焦る時期なんですよね。
夏モードが定着してしまい、急な季節の変化についていくのが難しくないですか。
やっと待ちわびた秋になってきたことですし、秋に生じやすい不調に悩まされないためにできることをやっていきたいです。
気持ちを切り替え、秋モードの身体をつくっていきましょうね。
季節の移ろいは、できるだけゆっくり、そ~っとシフトしてくれるほうが身体には優しいのですが、今回はかなり急でしたよね。
突然涼しくなったので身体もびっくりしたはずです。
風邪をひいたり、気温差アレルギーが出たり、めまいや頭痛などを訴える方も増えました。
気温が下がるだけでなく、秋雨前線が停滞して長雨や台風襲来のせいで気圧も乱れ、お天気はかなり不安定になります。
いわゆる気象病、お天気痛に悩まされる人にとっては辛い時期なんですよね。
また、身体の調整でエネルギーを消費するので、疲労感や眠気、だるさなども出やすいのです。
抜け毛も気になりますよね。
この時期の不調は秋バテと呼ばれるのですが、どの季節でも起こる自律神経の乱れが原因となります。
とくに夏から秋への移行は陽から陰への大きな変化ですから、自然界への影響は大きくなるものなのです。
東洋医学では春夏が陽、秋冬が陰の季節です。
陽がピークに達して(極まって)、陰に転換していくのです。
そして、陰がピークに達して、陽に交代します。
その繰り返しです。
陰陽のダイナミックな転換の時期に大きなインパクトがあるのは当然なんです。
というわけで、その時期に人間だって打撃を受けますよね。
西洋医学的にも、おおまかには春夏は副交感神経が活発になり、秋冬は交感神経が活発になる時期とされています。
東洋医学の陰陽に通じるところですね。
自律神経もスイッチが切り替わる時期なのですから、スムーズにいかないことも、乱れることもありますよ。
とくに周囲の環境に影響を受けやすい敏感な方は要注意です。
なるべく余力を残して乱調に余裕で対応できるようにしたいので、無理をせず、体力気力をキープしておくほうがいいですね。
秋口はがんばりすぎないことが大事ですよ!
夜更かしせずに早寝するとか、暴飲暴食を控えるのはもちろん、身体を冷やさない、お風呂で湯舟につかる、といった冷え対策もお忘れなく。
衣服も、まだ日中は暑いので半袖でいいのですが、朝晩は冷えるので必ず羽織るものを用意してくださいね。
とくに足首を冷やさないよう、そろそろハイソックスやレッグウォーマーなども出番です。
風邪の予防には首まわりをショールなどでカバーすることや、基本のうがいに手洗い、マスク着用が必須ですよ。
一般的な風邪のウィルスはいつでもどこにでも存在しますが、免疫が弱っていると侵入を許してしまいます。
免疫系統を弱らせないことが風邪の予防策では重要ですからね!
(コロナなどの感染症も)
不調になりやすい時期だからこそ、身体を労わり、大事にしていただきたいです。
あれこれ予定を詰め込んで忙しくしている方は、ちょっと生活を見直してみましょうか。
あんまりギリギリセーフな暮らしだと、この季節は回らなくなるリスクがありますよ。
秋バテを予防して、せっかくのよい季節を楽しみたいですからね。
行楽シーズンや食欲の秋と言いますが、それも体調不良だと充分楽しめません。
まずは体調を整えて、元気にいきましょう(^^)/
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