夏の疲れですか?

19日は彼岸の入りでした。
22日の秋分の日をはさんで1週間がお彼岸です。

せっかくの三連休ですが、お天気は崩れそうですね。

秋祭りが催されるタイミングで雨だと残念ですが、暑さ寒さも彼岸までと言いますし、これで季節が前に進むでしょうか。

お彼岸について、この機会におさらいしてみましょう。

 

秋分の日、春分の日は昼と夜の長さが同じ日と認識されている方が多いかと思います。

正確にはまったく同じというわけではないんです。
だいたいそのあたりで“ほぼ等しい”、くらいの感覚でよいと思います。

暦(二十四節気)では秋分や春分という節気があります。

二十四節気はかつて中国から伝わり、日本にも定着したカレンダーや歳時記みたいなもので、農作業の時期を知るための指針のようなものです。

もともと秋分の日は皇室行事が行われる日だったのですが、現在では「祖先をうやまい、なくなった人をしのぶ日」となりました。

秋分の日彼岸の中日と呼ばれますが、お彼岸のあいだにお墓参りする習慣が根付いています。

仏教では、ご先祖たちの世界を彼岸、私たちが住む世界を此岸といいますが、秋分の日は昼と夜の長さが等しくなる、つまり彼岸と此岸が一番近づく日なんですね。
というわけでお彼岸に墓参してご先祖に感謝を表すわけです。

もっとも若い世代は由来を知らずに親世代に連れられてお墓参り、という人が増えているかとは思います。

 

さて、仏教に根差した慣習はさておき、実際にこの時期は季節の変わり目となります。

地球温暖化のせいで夏季が長くなり、秋の気配はまだ感じられなくなってはいるのですが。

それでも台風が去った後に突然空気が変わったり、秋雨前線が停滞したりして、気候の変化が出てくる時期ではありますよ。

長引く猛暑の疲れがたまり、そろそろその疲れがドッと表に出てきやすいタイミングです。

長らく暑さに対応してきた身体が自然に秋仕様に変わるのは難しいかもしれません。
まだ気分は真夏ですもんね。

熱中症対策最優先の猛暑モードが身についてしまってますから。
毛穴も広がりっぱなしですよね。

お彼岸らしく夏の暑さがやわらぐのを期待しつつ、秋を迎える準備を始める時期です。

夏の疲れを持ちこさないようにしたいですよね!

そのためには、胃腸を整える!!

これが一番大事なことです。

疲れた時に「スタミナつけなきゃ!」 と焼き肉やうなぎを食べようとする方が多いですよね。

脂っこくてカロリー満点の食事は消化するのにエネルギーが要ります。

消化に体力が奪われてしまうので、疲れを癒す余力がなくなってしまうのです。

よっぽど胃腸が強い方は別として、疲れた時ほどあっさりと粗食で休息が一番です。

疲れたら休む、これが意外と忘れられているんですよね。

いつも通り夜更かしせずに、思い切って早寝してしっかり睡眠を取りましょう。

 

いきなりそんなに早い時間に寝られないという方は、ぬるいお湯に長めにつかってみてください。

夏中シャワーだった方も少なくありませんよね。

久しぶりにお湯をためて、湯船につかってみましょう。

熱い温度だと余計に目が冴えてしまうので、ぬるくするのがポイントですよ。
体温よりちょっと高めが目安です。

そして、あがったらよく髪も乾かして、ほてりが冷めてから横になりましょう。

 

早く寝ようと思ったら逆算して早い時間に軽い夕食を取らないといけませんね。

いろんな用事はあきらめて、身体の養生を最優先にしてみてください。

お彼岸のあいだ、こんな養生をなるべく心がけていただくと、いい感じに身体が整ってきますよ。

本格的な秋はまだ先かもしれませんが、これから小さな秋をみつけながら、心身を秋仕様にしていきましょう(^^)/

 

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