健やかで幸せな毎日のために-コロナ下(禍)、そしてコロナ後の生活《2》
新型コロナウイルス感染症にも、それ以外の病にも負けない心と身体をつくっていこう!という提案、その2。
感染予防や外出自粛などで厳しい非日常的な生活を送っていて、早く以前の日常が戻ってきてほしいですよね。
でも、アフターコロナは以前のノーマルな日常が戻ってくるわけではないのです。
【ニューノーマル】、新たな日常が始まります。
思い切った意識改革をしていかなきゃ取り残されていくことにもなりかねません。
健康と安全な生活を守るにはどうしたら?!
だったら・・・・・・“未病を治そう!!”
というお話です。
ちょっと意味わかんない、という方もいらっしゃいますよね(^^)
未病を治すとは、本格的な病気になる前に病気の芽を摘む、つまり予防することを言います。
(未病治(みびょうち)と言ったりもします)
そのためには日々の生活から見直していかないといけないのです。
自ら習慣を変えるのは、けっこう勇気と決意と実行力が要求されるので腰が重いかもしれません。
では、まずはこれからいきませんか?
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2.良い睡眠を取る
日本人の平均睡眠時間は世界で一番短いのをご存知ですか?
“ショートスリーパー”を自負している方も、アフターコロナに向けて今から意識を変えてください!
免疫力を高めるためには睡眠が欠かせないのです。
効率や生産性などのキーワードは、コロナや将来起こり得るパンデミックの前では何の役にも立ちません。
免疫力を維持するために人間が必要とする睡眠(量と質、どちらも重要)がとれているのかどうか、ここが一番大切です。
睡眠を最優先することのメリットは、すべてはそれを目標に生活を組み立てられるところです。
質のよい睡眠のためには、規則正しい生活が必須です。
早く起きて朝日を浴びる、決まった時間に食事を摂る、適度な運動をする、寝る前に照明を落としてスマホからも遠ざかる、夜更かしせずに入浴して早く就寝、etc.
逆に、残業して毎晩終電で帰宅するとか、就寝間際に暴飲暴食、週末はお昼過ぎまで寝坊して夜中にゲームや映画三昧、夕飯後はソファでうたた寝、お布団の中でもずっとスマホ、etc.
こうした良質の睡眠の妨げになることに今までとくに疑問すら抱いたことがないのでしたら、ぜひとも危機感を持っていただきたいです。
将来病気を発症する可能性を自ら上げています!!
どんな病気かというと、生活習慣病。
将来感染症にかかった際に大きなリスクとなる基礎疾患を作らないように、しっかり睡眠を取ることから始めて、今すぐ身体を立て直していきましょう。
未病治の視点から、東洋医学では夜にしっかり睡眠を取ることを重要視しています。
ちょっとだけ専門的なお話をしますね。
東洋哲学では、森羅万象すべて陰陽に分けられるとされています。
夜は陰、日中は陽です。
人間も陰と陽でできています。
ですから、陰の時間である夜には陰を養い、陽の時間のお昼には陽を養うことで、陰陽ともに充実した健やかな身体ができると考えるのです。
陰を養うためには陰の行動、つまり眠ること。
陽を養うには陽の行動、つまり動くこと。
これが大切なんですね。
いかがでしょう。
できそうですか?!
現代人は睡眠時間を削ってでもフルに活動するようになってきてますので、陰をしっかり養えてないことになりますね。(日中も身体を動かすことが中途半端になってきているので、陽も十分養えてないのかもしれません)
社会環境は近代化しても、陰陽でできている人間の身体自体は大昔からそれほど進化していないのです。
身体の使い方と休め方を誤ると、陰陽のバランスが崩れて具合が悪くなる身体のシステムは古代からそれほど変わっていませんよ。
そこを無視して突っ走りすぎると、必ず心身が弱って病にかかりやすくなりますから!
というわけで、次は心の面倒の見方についてもお話ししなければいけませんね。
次回に続きます!