春眠暁を覚えず?
春は眠いって言いますよね。
まだまだ寒の戻りはあるものの、春らしい暖かい日にはウトウトしてしまうことも確かにありますね。
電車移動中、座席に座っていようものなら、つい船をこいでしまいます。
朝もお布団のなかでうつらうつらして、なかなか目が覚めないなんてことも。
春に寝坊してしまうのは、いろいろ理由があるようです。
布団の中で最も気持ちよく感じるのは最低気温が6℃以上、最高気温が15℃くらいだと言われているのですが、今の時期まさしくその温度帯なんですよね。
“気持ちよすぎて起きれない説”
夜が長い冬のあいだは人間も睡眠時間が長くなるのですが、寒さのせいで時間のわりには熟睡感が得にくいそうです。
でも冬の寒さから解放されてだんだん熟睡できるようになり、朝が早くなって光が入っても目覚めにくいということも。
これは“熟睡しすぎて起きれない説”
もともと「春眠暁を覚えず」というのは中国の漢詩から来ているのですが、やっぱり「春の夜は寝心地がよくて朝が来たことに気づけず、つい寝過ごしてしまう」 という意味なんですね。
なんだ、自分が怠けてるせいじゃないんだって安心しました?
ただし、意外な事実もあるんですよ。
日照時間が春から夏にかけて長くなるにつれ睡眠時間は短くなる傾向があり、「睡眠不足」を感じるようにもなるそうです。
それで二度寝をしてしまいがちに。
睡眠のメカニズムとしては、脳にある睡眠中枢と覚醒中枢が関係しているのです。
「○○中枢」というと満腹中枢は聞いたことがあるかもしれませんね。
食事を始めてある程度経つと満腹中枢が働いて食欲が落ちて食べ過ぎないようにするシステムです。
睡眠中枢が優位になると眠り、覚醒中枢が優位になると目が覚めるという仕組みになっています。
ただ、この脳内の中枢、加齢とともに働きが弱ってきたり、乱れてきたりするんですね。
なので、中高年になるほど長時間眠るのが難しくなったり、何度も目が覚めたりするようになるのです。
寝るのも体力が要るって言います。。
実際には体力というより脳の問題なのでした。
誰もが十代二十代の頃に1日中爆睡できてた思い出があるはずです。
もちろん老化現象だけでなく、ストレスや緊張、生活習慣などの影響で同じようなことが起こりますよ。
睡眠は自律神経と深い関係があるからなんです。
適度な刺激で仕事や運動がはかどる交感神経優位の日中の疲れを、夜はリラックスモードで副交感神経が優位になり、質のよい睡眠に入って回復するのです。
睡眠中はただ「スイッチオフ」してるだけではありません。
身体は休んでいるあいだに脳からは成長ホルモンが分泌され、全身の細胞を修復して疲労から回復します。
体調を維持するには、この1日のサイクル、リズムが崩れないようにすることが大事なんです。
でも仕事でストレスを抱えていたり、物理的に忙しくて休む時間がなかったりすると自律神経のバランスが乱れてしまいます。
そのせいで睡眠が取れなくなる→さらに体調悪化のスパイラル、ということになってしまいます。
健康を維持するためには良質の睡眠を確保するのが一番大切なんですよ。
★夜、寝つきが悪い方
寝る直前に熱いお風呂に入るのはNG!
寝る前1時間以内にスマホやテレビ、PCの画面を見るのもNG!
寝る前に1日の反省会をしたり、明日のシミュレーションをするのもNG!
★途中で目が覚めてしまう方
無理して眠ろうとするのはNG!
時計を見て確認するのもNG!
あれこれ思いを巡らすのはNG!
★寝起きに問題がある方
早く目が覚めてしまうなら割り切って起きてしまいましょう。
早寝早起きの習慣をつけて、用事は早朝に片づけるようにすれば得ですよ。
二度寝やお昼寝で1時間も2時間も寝てしまうのはNG!
★食後に眠くなる方
昼食後、強烈に眠気が襲ってくるのは胃腸に問題があります。
消化力に対して食べ過ぎてないか、消化力が衰えていないか、疑ってみましょう。
夕食後もソファでうたた寝してしまう方も同様です。
胃腸に負担をかけないものを、よく噛んでゆっくり適量を食べるようにしましょう。
中高年になると睡眠の悩みを抱える方が増えてきます。
それは当たり前、自然と割り切って、若い時と比べないようにしませんか?
そして、これからは睡眠の質を高めるよう、できることをやっていきましょう(^^)/
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