卒煙してウィズ・コロナ

コロナ禍も３年経ちますが終息の目途は立ちませんね。

これからもずっとウィズ・コロナ生活を継続していかなければならないのはハッキリしています。

「今だけの我慢」と息を潜めて耐えるのではなく、さまざまな面で生活や、大げさかもしれませんが生き方を見直すべきなのかもしれません。

新型コロナウィルス（COVID19）の感染者数が増え、感染経路も不明の市中感染が多くなると、もういつ誰が陽性になってもおかしくありませんよね。
家族感染も避けられないですし、予防にも限界を感じます。

いざ感染してしまった時、いかに重症化せずに、後遺症も残さずに、できるだけ早く回復するにはどうしたらいいのかを考えなければ。

とくに基礎疾患や持病がある方、高齢の方は真剣味をもって対策していただきたいです。

喫煙を続けると、平均して約10年余命が短縮すると言われていますが、コロナ禍ではさらに短くなっているのではないでしょうか。

なぜタバコが新型コロナウィルス完全症を重症化させるのかというと、喫煙者の気道にはウィルスを体内に侵入させるACE2受容体が多く存在することが関係しているとのことです。

ウィルス感染から肺炎を起こして亡くなるケースが非常に多いのです。

重症化予防に確実に役立つ対策の１つが卒煙です。
今のあいだだけ、というのではなく卒煙が重要です。
できるだけリスクを減らすという意味で、１日でも早く卒煙することが奨励されていますよ。

そして、コロナだけではなく、喫煙と「がん」の関係もリスクだと意識していかなければなりません。

がんを発症した人のうち、男性の30％、女性の５％が、たばこが原因と考えられています。
がんによる死亡者では、喫煙男性34％、喫煙女性６％という数値が出ています。

禁煙開始から10年経てば肺がんの危険性は喫煙者の半分になりますし、それ以外のがんの危険もかなり低下するのです。

本数を減らす減煙だけでは得られない健康効果ですよね！

また、喫煙は男性不妊とも深い関連がありますよ。

妊活するなら、まずは卒煙を！

タバコをやめて３か月後に自然妊娠されたケースもあるくらいですよ。

最近は普通の紙巻タバコではなく、加熱式タバコの喫煙者が増えています。
加熱式タバコは安全だとか、健康被害が少ないだとか謳われていますが、ほんとうでしょうか？

加熱式タバコにもニコチンや発がん性物質は含まれていますよ。
広告宣伝にだまされないようにしたいですね。

どれだけタバコの健康被害を訴えても、頭では理解できていても、なかなかやめられないのはニコチン依存症のせいですね。

ニコチン依存症かどうか、下記の判定テストで確認してみてください。

１．自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか？
２．禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか？
３．禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなったことがありましたか？
４．禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか？
　　（イライラ、神経質、落ち着かない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加）
５．問４の症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか？
６．重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか？
７．タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか？
８．タバコのために自分に精神的問題※が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか？ ※禁煙や本数を減らした時に出現する離脱症状（いわゆる禁断症状）ではなく、喫煙することによって神経質になったり、不安や抑うつなどの症状が出現している状態のこと
９．自分はタバコに依存していると感じることがありましたか？
10．タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか？