秋は呼吸器系を守れ!
いつの間にか春や秋が短くなった日本の四季。
暦と実際の季節とのズレも大きく感じますよね?
それでも以前より日が短くなったり、草むらからコオロギの鳴き声が聞こえてきたりすると小さな秋を感じることができますね。
気温や湿度などの変化は実感しにくいのですが、着実に秋に向かっているのは確かですよ。
気づかずにいて、いきなり気温が下がって体調を崩さないよう、心と身体の準備を進めていきましょう!
陽気に満ちた夏がピークを迎えると、次は陰気(暗いという意味ではありませんよ)が盛んになっていく秋へとシフトします。
秋になると、秋の気が盛んになるのです。
東洋医学では、秋は「肺」の季節で、生き物にとって大切な「気」を司る季節なのです。
といっても目には見えない「気」
「気」を感じるには「呼吸」に注目するのがわかりやすいですよ。
「呼吸」を通じて「気」がめぐるのです。
季節の養生+コロナ感染対策のためにも、「秋」「肺」「気」そして「呼吸器」がキーワードなんですよ~!
秋に向かうと、空気が乾燥してきて呼吸器系に問題が起こりやすいので細心の注意が必要です。
コロナ禍3年目の現在、すでにコロナ感染で肺や気管支、喉などにダメージを受けた方も多いかと思います。
これからはコロナ前よりもっと呼吸器系を大事にしたいですよね。
肺が弱ってしまうと咳が出る、のどの痛み、痰がからむ、悪寒、鼻水・鼻づまり、といった症状が出ます。
典型的な風邪の諸症状でもあり、コロナウィルス感染症とも共通です。
後遺症でよく聞かれる息切れや疲れやすさ、嗅覚異常も肺特有の症状とされていますよ。
東洋医学的には、ほかにもお肌のトラブルや便秘も関係しているとされています。
新型コロナウィルス感染症から、そしてその他のウィルス性感染症(いわゆる風邪を含みます)から身を守るには「気」をしっかりめぐらして、身体を守るのがポイントです。
養生を怠ったりストレスがかかると「気」のめぐりが停滞して身体の防衛力(免疫)が落ちてしまうのです。
そこからウィルスの侵入を許してしまうことになるので、普段からのセルフケアが重要ですよ。
もちろん、強力過ぎるウィルスだと太刀打ちできないのも当然ですよね。
それでも、重症化しないようにワクチンを打ったり、3密を避ける予防策を取ったり、養生を心がけるのは決して無駄にはなりません。
よく「何しても無駄。かかる時はかかるので、その時はその時」 と投げやりになる方がいらっしゃいますが、そんなことは決してありませんよ!
相手はコロコロと形を変えるウィルスなので、型が違えば何度も感染しますし、4回ワクチンを受けていても感染することもあります。
それでも、確率的には何も対策しないよりはずっといいのです。
一部の報道で全体を見失うことがないようにしましょうね!
結果的に困るのは自分、そして身近な大切な人なのですから。
【自分でできる呼吸器の守り方】
1.口呼吸じゃなく、鼻呼吸を!
鼻がフィルターとなって雑菌やウィルスから身を守ってくれます。
口内の乾燥を防いで虫歯や歯周病の予防にもなりますよ。
2.たっぷりと深呼吸を!
浅い呼吸だと肺を十分に使えていないことになります。
深呼吸を癖にして、常に新鮮な酸素を身体の隅々に届けましょう。
3.乾燥から身を守るマスクを!
秋の乾燥から呼吸器を守るためにもマスクを活用しましょう。
夏は苦痛でしかなかったマスクも、秋には大切なツールです。
4.努めて明るい気持ちで!
秋は「悲しみ」や「憂い」に陥りがちな季節なんです。
メランコリーな気分に浸らず、できるだけ快活な毎日を送りましょう。
秋は「肺」の季節。
「呼吸器」を守って、感染予防に力を入れる季節ですよ(^^)/
コロナ対策、秋の養生に関心がある方はご相談くださいね。
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