梅雨の季節でも“むくみ”をあきらめない!
日本の梅雨もだんだん“雨季”化してきて、温暖な気候とは言い難いトロピカルに。
昔の梅雨のイメージは「しとしと静かに降り続いて、最後に雷雨で梅雨明け」というものでしたが、「最初からスコールやゲリラ豪雨、しばしば水害を引き起こし2ヶ月近く長引く」形が定着してきました。
集中豪雨で道路が川になったり、土砂崩れや堤防の決壊なども相次ぎ、厄介な季節となりつつあります。
そして、ようやく梅雨明けした途端に猛暑がやってきますし。
雨のほうばかり気にしていますが、梅雨の期間は意外と気温は低めでもあるのです。(猛暑と比較すると)
“梅雨寒”(つゆざむ)と言ったりもしますよね。
蒸し暑い日もありますが、真夏の太陽の破壊力とは比べ物になりません。
早々とエアコンを入れるせいで冷えることもあるでしょう。
なので気づかないうちに身体を冷やしてしまっているんです。
そんなわけで、“寒湿”の邪気にやられてしまう方がけっこういらっしゃいます。
“寒湿”とは、中医学用語で「寒」と「湿」が結びついた“邪気”です。
“邪気”は病気の原因となるものですね。
つまり冷えと多湿の影響、と考えてくださいね。
“寒湿の邪”のせいで気血の流れが悪くなって、関節が痛くなったり強張ったりするのです。
「脾」(←食べ物や水分の消化吸収の働きでしたね?)が阻害されてしまうので体内の水分代謝が悪くなって停滞して「むくみ」が出ます。
同時にお腹がはったり、下痢したり、食欲不振といった症状も出やすいです。
ということで、湿気に弱いと自覚している方はもちろん、なんとなくむくんでる気がする方も、膝や腰やあちこちの関節が痛くなる方も、ぜひ試してみてください。
むくみに効果的な、湿気取りのツボです。
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陰陵泉(いんりょうせん)というツボですよ!
膝関節の内側に骨のでっぱりがありますね。
そのでっぱりのすぐ下の凹んだところです。
下のほうから探すこともできます。
内くるぶしからすねの骨の内側を上になぞっていくと、ちょうど膝の下のくぼみに指が止まります。
ここをグイっと押すと痛い方は余分な水分がたまっている証拠です。
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左右押してみて、より痛いほうにセルフお灸をしてくださいね。
両方してもOKですよ!
生活面でも「寒湿」を追い出す方法はあります。
カラダを冷やさないように気を付け、下半身浴や、温かい飲み物を摂る(飲みすぎはダメですが)、といった物理的に身体を冷えから守る方法。
そして、よく身体を動かして気を巡らせること。
じっとしているのがよくないですね。
食べ物では豆類(緑豆もやし最高!)や瓜系がおすすめです。
気の巡りをよくするシソなど香りがよいものもいいですね。
気血の流れを活発にすることで熱中症予防にもなり、夏バテしにくい身体をつくれますよ。
厳しい猛暑を迎える前の準備期間としても、梅雨の時期を大切に過ごしたいですね。
ツボの位置を正確に把握するのが難しい方は直接お問い合わせくださいね。
しつこいむくみ対策に関心のある方、ご相談をお待ちしています(^^)/
むくみには鍼灸が効果的です!