水分量と健康の関係

春は雨が多いですよね!

数日に1度は雨が降り、ちょっとうんざりです。

冬のあいだは雨量も少なく、部屋の空気も乾燥するので加湿器が大活躍でしたが、徐々に自然の湿気が多くなってきて、そろそろ加湿器の出番はなくなります。

自然界でも冬枯れでカラカラ・カチカチになっていた地面が雨水を吸い、やわらかくフカフカしてきます。

早速、雑草が生えはじめ、木の芽や花芽も膨らんできます。

枯れたように見えていた木々は葉を落として休んでいただけなんです。
休みのあいだ、しっかり栄養をためて春の雨とともに一斉に目覚めて活動開始します。

葉や花が萌え出るためにはたっぷりの水が必要です。
春の雨はとても重要な役割を担っているのですね。

 

人間にとっても水は不可欠です。

身体の60~70%は水分なのですから、水分補給を怠って脱水してしまうと命に関わります。
   (↑赤ちゃんは80%くらいですよ)

脱水症状は喉の渇きや肌・粘膜の乾燥だけでなく、悪化すると倦怠感から頭痛、血圧低下、意識障害などに発展します。

また水分摂取不足だけでなく、発熱や、多量の発汗、下痢などで水分排泄が過剰になって起きることもあります。

夏の熱中症予防のために水分補給が呼びかけられるのはそのためですね。

 

ただ、水というのは摂れば摂るほどよいというわけでもないのです。

適切な水分量をキープするのが重要で、排出が追い付かないほど摂取し続けると別の問題が出てきます。

植木鉢の植物に水をやりすぎて根腐れしてしまい、せっかくの草花や植木を枯らしてしまった経験はありませんか?

この根腐れ!

人間でも起こることがありますよ。

 

とにかく水を飲みすぎている方が多いです。

美容のために、健康のために、水はたくさん飲まないといけないと思い込んでいませんか?

呼吸や排せつなどで自然に排出できて丁度良い水分バランスをキープできればよいのですが、身体の中が水余り状態で、なんとか排出したいために鼻水を出すという離れ業も、この季節はよく見られます。

花粉症で大量の鼻水が出る方、水分摂取が多すぎませんか?

不要な水分がちゃんと排出できなければむくみますし、そのむくみが冷えにつながることもあります。
冷えればまた鼻水が出やすくなりますしね。

悪循環になってしまうので、水も摂りすぎに注意です。

 

適度な水分摂取のコツは、一度に大量に飲まないことです。
少量をこまめに摂るのがポイントですよ。

そして、できるだけ体温より温度が高い水分を摂るようにしてください。
胃、身体の中から冷やさないことが大事です。

 

おすすめは白湯や“陰陽水”をフーフーしながらすするように飲むことです。

“陰陽水”とは、沸騰した熱いお湯(陽)冷たい水(陰)を足したお湯のことです。

順番が大事なので、間違えないようにしてくださいね。

お湯→水、です。

スプーンなどで混ぜなくても勝手に混ざります。

朝一番にコップ1杯の水を飲むとよい言いますが、それを“陰陽水”にしてみてくださいね。

お薬を飲むときや、嘔吐下痢などのときにもおすすめです!

 

また、コーヒー紅茶などカフェイン飲料、アルコール飲料は水分補給と考えないでくださいね。

利尿作用が強いので、水分補給してるつもりでもそうなってないことが多いです。
適当な水分量がわからなくなるので、できたらカフェインレスを心がけてください。

味噌汁など食事の際の水分は別にして、習慣やノルマのようにガブガブと飲み物を摂るのはちょっと怖いです。

運動・活動量にもよりますが、のども乾かないのに1日2リットルも飲んでいる方は減らしてみましょう。

水は摂りすぎも摂らなさすぎもダメなんです。

水と上手にお付き合いしていきましょう(^^)/

 

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