不妊治療のやめどき?!

「不妊治療は、いつやめたらいいのですか?」
というのも、治療をやめられなくなってしまう方がいらっしゃるのです。
不妊治療というのは、100%成功するという保証はないまま
希望を抱いてスタートするものです。
願いがかなってお子さんを授かる方がいらっしゃるいっぽう、
何年がんばってもかなわない方だっていらっしゃるのです。


私がお会いしたなかでも「不妊治療をしているのが普通」になり
「”不妊治療してない生活”なんて考えられない」
「他に何をしたらいいのかわからない」
という方々もいらっしゃいました。
長い方だと10年以上だったらよくお会いしますし、
途中お休みも入れながら足かけ20年にもなる方だって。
高度生殖医療の段階に入ってからも
採卵が10回以上の方は珍しくありませんし、
何度も転院して同じように繰り返される方も。
必然的に年齢も高くなり、50代に突入されている方も
いらっしゃるのです。
お聞きしているほうが気が遠くなりそうですが、
お話される方はむしろ担々と、なんです。
ホルモン治療の副作用のこともありますし、
そろそろ決心してもいい時期なのでは? と感じることが多いです。
私は鍼灸師として不妊治療のサポートをさせていただく立場。
あくまでも主体はご本人様ですから、
できるかぎり、ご意志を尊重してお手伝いさせていただきます。
ただ、不妊治療の”ままならなさ”も理解していますので
当初の予定(希望)とは違う道に進むという選択肢も念頭に置いています。
そして、どのような道に進むことなっても、
しあわせな人生を歩んでいただくことが私の願いなのです。
年齢や妊娠力などの諸条件から、いよいよ厳しい状態の方に
「まだまだ、もっとガンバレ!」とは言えません。
後悔しないためにやれることはやったうえで終わりにしましょう!
鍼灸治療もその”やれること”の1つだと思いますし。
どうか、納得がいく妊活を!!
ただ、もっと早い段階で悲劇を回避する方法はあります。
治療自体を始めるときに、「何歳まで」とか「(採卵は)何回まで」
という形で限度を決めておくのです。
だから、設定していた「何歳」のお誕生日が来たら終了です。
最後の採卵で採れた卵の最後の移植で判定日が来たら終了です。
そういうルールをあらかじめ決めておくのです。
そうすることによって、妊活が、より密度の濃いものになります。
1回1回の重みも違ってきます。
まだ治療を始めたばかりという方は、ぜひルール(=期限)づくりを
考えてみてください。
絶対にお勧め、というか必要だと思います。
不妊治療を開始するにあたっては「どうせダメだろうけど」というツモリ
でいるよりは「きっとできる」という信念を持つことが大事です。
これは【引き寄せの法則】ですね。
でも「”いつか”できる」という期限無しの願望は
後々苦しむことになりかねませんので、お勧めできません。
高額な医療費のためにご両親に借金された方もいらっしゃいました。
残酷ですが、そこまでしても授からないこともあるのです。
あなた自身が決めたタイムリミットが、やめどきです。
誰かに決めてもらうわけにはいきません。
よくよく考えて、ご夫婦で十分話し合って、設定してください。
子どもがいない、ご夫婦だけの人生もあることを忘れないで!
どちらに進んでも、しあわせなのですから(^^)
迷いに迷っている方、一人で悩んでいる方、
まだ可能性があるのでは? と考えていらっしゃる方、
いつでもご相談くださいね。
info@rumishinkyuu.com
お電話でもご相談を受け付けています。
0798-71-3939
※診療中は留守電になっておりますが、
お名前、お電話番号を録音いただければ
必ずおかけなおしさせていただきます。
休診日に重なると時間がかかるかもしれませんが、
必ずお電話させていただきますので。

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