妊活のやめどきがわからなくなる前に

今では40代から始める不妊治療も一般的になりました。

とはいっても、現代の40代の女性の身体が以前よりも若返っているというわけではないですよね。
高齢妊活が増えたとしても、妊娠出産が前より簡単になってはいないのです。

それでも生殖補助医療は年々進化を遂げていて、高度な技術でベビ待ちさんをサポートしています。

かつては諦めるしかなかった女性がその恩恵を受けて妊娠できるようにはなってきていますが、高度な生殖医療をもってしても100%には程遠いのが現実です。

高齢になればなるほど先進的な治療を必要とする患者さんが増えるのは当然ですね。
(年齢が上がると若い世代よりも収入が上がるので、高額な医療にアクセスしやすくなるメリットはあります。)

でも、いくら先進医療を駆使したとしても残念ながら結果が出ないことも。
それはやってみないとわからないのです。

 

難しいのは、毎回“主人公”の卵は違うところなんですよね…

毎回同じ条件の卵、受精卵であれば、前回よりもよりよい治療法を実践していけば成功する可能性が高まっていきます。

ですが1回ごとに卵の状態は違いますから、前回の反省のもとに適用した治療法が今回合うのかどうか結果が出るまで分からないのです。
そこに、治療をやめられなくなる原因があるのかもしれません。

次はこうしてみよう、これを試してみよう、と挑戦して良い結果が出ることはもちろんあります。
でも、卵の条件が毎回変わるので、その挑戦は予測通りの結果に結びつかないことも。

少しでもよい兆候が出ると、結果的にうまくいかなかったとしても失いかけていた希望や期待がまた膨らみます。

次はいけるかも…
次はきっと…

こうして、やめるにやめられなくなってしまった妊活女性をたくさん見てきました。

期待と落胆のジェットコースター、膨らむ一方の治療費、身体への物理的な負担。
ものすごいストレスなんですよね。

 

ひょっとして、妊娠すること自体が目的になり、その先が見えなくなっていませんか?

妊娠するのは、赤ちゃんを出産して、子育てしながら家族で幸せに暮らすためではなかったでしょうか?

幸せになることが目的の妊活のはずなのに、逆に不幸をひきずるような違う方向に行ってしまってるように見えるのです。
「妊娠しないと幸せになれない」という呪いにかかってしまってませんか。

とくに40代で妊活される方には忘れずにいていただきたいです。

幸せになる方法は1つではありません。
妊娠出産はその1つ。

40代でも妊娠することは不可能ではありませんし、夢がかなった方もたくさん見てきました。

でも、ゴールは一つではないということ。

 

年齢が上がるにつれて“思い”だけでは夢がかなわない現実を受け止めていかざるを得ないのが正直なところです。

これから妊活を始める方は、パートナーの方と十分に話し合っていただきたいのです。

「できるまでがんばる」のではなく、期限を決めて「何歳までがんばってみる」妊活を!

その時までは、集中してできることをがんばってみましょう。

そんなあなたの挑戦を応援したいから。

ご自身の、そしてご夫婦の幸せを大切にしていただくためにできることを!

 

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