睡眠不足は不妊の原因になる?

ポカポカ陽気は眠気を誘います。
電車の中やランチ後の時間、起きているのが辛いですよね。
睡眠時間、ちゃんと確保できてますか?
じつは睡眠時間と不妊って関係あるらしいですよ!


とくに男性に多いのですが、毎晩残業で帰宅はほぼ終電、
それから食事して入浴して寝るのに、朝は普通に7時出勤。
睡眠時間は4~5時間もあればいいほうとか…
そのかわり、週末はほとんど寝ているとか…
そんなサラリーマン生活は現在日本社会では珍しくも何ともないのです。
麻痺してしまって「こんなもの」としか感じないかもしれません。
でも、それって世界標準からすると全然普通ではありませんよ!
世界各国の平均睡眠時間は8時間を超えているそうです。
OECD(経済協力開発機構)の2009年のデータでは
日本は7時間50分となっていますが、
2015年現在ではそんなに寝ている日本人は余りいなさそうです。
2009年でも世界最低レベルだったのに、現在は?!
女性でも同様のペースで仕事中心の生活を送っている方が
結構いらっしゃいます。
それでも男性のほうが帰りが”より”遅いということで、
家事負担はどうしても女性に偏りがちになり、
結局寝る時間は同じになります。
専業主婦でも、夫の帰りを待つので必然的に遅くなる、
ということです。
日本はますます「眠らない国」です!!
慢性睡眠不足になれば生産性は下がり、いくら働いても
仕事ははかどらず、それどころか身体に大きな負担が。
この記事を読んでみてくださいね。
 ⇒ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150313-00000021-mai-soci
  「<睡眠>そろそろ限界?眠らない日本人」
経済的損失は年間約3兆円を超える!!
というのも漠然と恐ろしい話ですが、
一人ひとりの健康を考えると身につまされる現実です。
一日の疲れが取れずに蓄積していきますので、
とりあえず生命は維持できるとしても、
さまざまなところが犠牲になっていきます。
身体の表面よりも内部に深刻な影響を与えるのです。
過労からうつ病を発症する方が増え、自殺につながり
社会問題ともなっているのはご存知の通りです。
男性の場合、うつ病になるとEDになることが多く、
妊活の大きな壁となってしまうカップルを
これまでたくさん見てきました。
また、精液所見が悪い男性要因の不妊が増えているのも
睡眠不足、過労が原因の一つだと考えられます。
自然妊娠が難しく、初めての人工授精で妊娠されるのは
男性側に問題があるケースだと思われます。
以前に比べると男性不妊は非常に増えているのです。
女性の場合でも、睡眠不足や夜勤のせいで体内時計が狂い、
ホメオスタシス(恒常性*)が崩れるということは
ホルモン分泌に異常をきたしても不思議ではありません。
夜勤を含むシフト制のお仕事に従事されている女性に
婦人科系の疾患や不妊に悩む方が多いですよね。
これだけ不眠不足の弊害は多いにもかかわらず、
そのことに気づいていらっしゃらない、あるいは
「仕方がない」と諦めていらっしゃる方がほとんどです。
そこが一番問題かもしれませんね。
東洋医学では、生殖にかかわる【腎】の働きを守り、
弱りを助けていくのが妊活の重要な鍵となります。
西洋医学的に言えばホルモン分泌や生命維持にかかわるのが
【腎】の働きなのです。
そして【腎】の一番の薬は睡眠です。
良質の睡眠をたっぷり取ることで【腎】を補うことができるのです。
ですので、鍼灸治療を取り入れようとお越しになる方には
必ず睡眠をしっかり取っていただくようにお話しします。
まずは睡眠の重要性を理解していただき、
15分でも、30分でも早くベッドに入っていただくよう
お願いするのです。
少しでも安定して睡眠時間が確保できればいいですよね。
病院やサプリの力を借りるのも大事ですが、
まずはご夫婦の睡眠から生活を立て直していきませんか?
不眠でお悩みの方はぜひご相談ください。
メール:info@rumishinkyuu.com
*)ホメオスタシス(恒常性)=生体がさまざまな環境の変化に
対応して,内部状態を一定に保って生存を維持する現象。
また,その状態。血液の性状の一定性や体温調節などがその例。
動物では主に神経やホルモンによって行われる。(大辞林より)

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