お腹の調子を味方につけよう!
便秘があたりまえになりすぎて異常と感じなくなってる女性は多いですね!
ずっと前から日常的だったら、おかしいと気づきにくいですよね。
毎日快便の方こそ、1日でもお通じが無かったら気持ち悪くて気になるでしょう。
一言で「便秘症」といっても気になるタイプがいくつかありますよ!
薬を飲まないと排便が全く無いという頑固な便秘は、もう薬によってしか腸が動かなくなってしまっている可能性があるので、自力で排便できるようにするのはものすごく時間がかかります。
もしそんなあなたが妊活を考えているなら、1日でも早く便秘改善を始めることをお勧めします。
ほったらかしはダメですよ!!
きつい便秘薬は不妊治療に不利になりますから、できるだけ早く(簡単ではありませんが)薬に頼らなくてもいいようにしていきましょう!
いきなりは難しいので、まずはより安全なマイルドなお薬にスイッチしていけるといいですね。
今回はそんな頑固な便秘ではないタイプに注目してみたいと思います。
ふだん便秘がちだけど、時々急にお腹が痛くなって下してしまう、というタイプの方がけっこういらっしゃるんですよね。
救急車を呼びたくなるほどの激痛を伴ったり、かなり激しい下痢だったりするのです。
でも、いったん収まるとスッキリ便秘解消! みたいな。
それが定期的に月1回あるとか、数か月に1回とか、サイクルがあるみたいなんです。
ただ、いつもいつもじゃないので「のど元過ぎれば」で、たいして気にしてなくて原因をつきとめようとはされていません。
「何かヘンなものを食べたかな?」 程度でしょうか。
そもそも、そんな激痛があるのは普通じゃないですよ?!
こういうタイプの方は普段からわりと(暴飲)暴食だったり、おいしいものを食べるのが大好きだったりします。
胃は強いので量を食べたり脂っこいものを食べたりしても平気で、かなりアグレッシブな食習慣です。
活力のある元気なタイプの方が多いでしょうか。
ただ、元気とはいっても胃腸への負担は間違いなくかかっているので、きれいに消化しきれずに未消化のまま体内に滞っていきます。
溜まりすぎると無理やりにでも排出しようと腸を自ら動かして要らないものを全部出そうとするのですね。
それが激しい痛みや下痢を起こします。
いわば自浄作用のような感じでしょうか。
女性の場合は月経周期の後半、黄体ホルモンの影響で便秘しがちになりますので、余計に溜まりやすくなります。
排卵後に上記のような症状が起きやすいという方が多く、高温期はなるべく便秘にならない工夫が必要なんですよね。
受精着床したかも? という時期にきつい腹痛や下痢でトイレにこもるのは避けたいですもんね!
それでも無事(!)排便後は後腐れなくスッキリするようでしたら健康上はあまり問題ないことが多いので安心してください。
とはいえ、便秘下痢の心配よりも食生活の改善が急務かも!
いくら強靭でも、長年続けていくと胃腸も弱ります。
加齢とともに消化力も落ちていくものなので、いつか悲鳴を上げることになりますよ!
むりやり下痢してまで便秘を解消しなくて済むよう、食習慣自体を変えていきましょう(^^)/
もう一つ気になるタイプは、便秘と下痢を頻繁に繰り返すタイプです。
こちらはストレスが密接に関わっていることが多いんですよね。
ストレス過多で自律神経系が乱れて腸の動きをコントロールできなくなったり、反射で腸が暴走したりすることがあります。
注意していただきたいのは、感染症、クローン病や潰瘍性大腸炎などの病気が隠れているかもしれませんので、検査を受けることをお勧めします。
ただ器質的には何も異常がないのに、メンタルの影響で引き起こされる症状もあります。
IBS(過敏性腸症候群)が有名ですよね。
そうした方には、まずはストレス対策が必要になりますよ。
東洋医学では気のめぐりを改善していくのが効果的とされています。
鍼灸で緊張をほぐしたり気の流れをよくしたりすることで腸の働きを元に戻していきます。
人間にとって消化活動は命、健康を支えるために非常に重要です。
「たかが便秘」 と侮るなかれ!
私が実践している鍼灸でも、まずお腹の調子を整えるのが鉄則、私のこだわりでもあります。
健康は快食快便から!
東洋医学で健やかに(^^)/
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