おなか弱い?
緊張するとお腹が痛くなってトイレに駆け込まないといけなくなる方、おられますよね。
大人気のNHK朝ドラ『虎に翼』の優三さん!
まさにそのタイプです(^^)
実際、ストレスがたまっって朝出勤する前に何度もトイレに通ったり、通勤電車の中で便意を催して冷や汗をかいたり、という方はけっこういらっしゃるんです。
どちらかというと男性に多いのですが、私も若い頃に経験したことがあるので男女問わずに発症する病気だと言えます。
ただ女性は便秘で悩む方が非常に多いので、その影に隠れていて男性のほうが目立っているのかと思います。
がんや心臓病のような大病とはいえないかもしれませんが、大腸の不調・病気は多くの人のQOLに影響します。
一過性ならそれほど問題はないのですが、慢性的に便秘と下痢を繰り返すのも典型的な症状です。
細菌やウィルス性の感染症でもお腹に来ることがよくあって、“お腹の風邪”なんていうこともありますよね。
それとはまた別なんです。
生き物の身体の構造を単純化すると、口から肛門に続く消化器官の1本の管だという話もあるくらいです。
そういう意味では、消化器って身体の中にあっても外と直接つながっている内臓なんですよね。
外部から食べ物や水分を摂取して消化し、水分を吸収して残ったものを便として排出するという消化の最終段階を担うのが大腸です。
お腹が弱いと自覚される方は大腸の働きや病気について知っていただいたうえで、予防や“未病治”のお役に立てていただければと思います。
大腸の長さは約1.6mで小腸からつながり、肛門で終わります。
盲腸・結腸(上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸)・直腸からなります。
小腸で消化吸収されなかった食べ物から水分や電解質が吸収されます。
一部の食物繊維などは大腸内の細菌によって分解が進んで吸収されます。
近年日本の食生活が西洋化することで大腸がんが増えたのは有名ですよね。
大腸がん検診、まずは便潜血検査、そして大腸内視鏡検査を定期的に受けることをお勧めします。
検査でポリープもたくさん見つかるようになっていますよね。
早期発見、早期治療が望ましいですから。
また、リスクを減らすために生活習慣を改めることも重要ですよ!
そして潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患も増加してきているそうです。
これらも放置したら悪化してかなり酷くなってしまうので早期に加療して寛解を目指すのがいいですよね。
原因不明でなかなか完治はできないため難病指定されています。
検査しても消化器官に疾患がないのに腹痛や便秘・下痢を繰り返してしまうのが過敏性腸症候群(IBS)です。
おおもとの原因はストレスや抑うつなどの心理的な要因だとされていて、脳との関係性が強いことを示しています。
朝ドラの優三さんも緊張するとギュルギュルくるタイプなので、きっとIBSですよね!
お腹が弱いと自覚してふだんから整腸剤が手放せない方も少なくないです。
症状の重さに合わせて時には薬物療法も必要ですが、ストレス過剰だと効果が出にくいのも実際にありますよね。
薬以外でもなるべく自力で体調維持したいのなら生活改善の必要がありますし、ストレスマネジメントも必須です。
生活リズムや食生活が乱れがちな方は、まずはそこから改善していきたいです。
そして、心と身体の両方からアプローチできる東洋医学を試していただきたいですね。
自律神経の乱れからくる胃腸の不調は鍼灸の得意分野なんですよ(^^)
あきらめるのはまだ早いですよ~!
ぜひご相談くださいね。
優三さんにも相談してほしかったです(^^)
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