理想の妊活は現実から目をそらさずに

ひと昔前は10組に1組が不妊で悩むカップル、ということでした。

でも今では6組に1組、と言われるようになりました。

晩婚化の傾向など社会の変化に起因して、専門病院での不妊治療は今や珍しくなくなりました。

けれども、高度生殖補助医療の体外受精を受けたとしても、実際に妊娠出産できる確率は少ないのが事実です。

とくに年齢が高くなればなるほど・・・

女性が43歳になると妊娠率より流産率のほうが高くなるという厳しい現実。

 

ところが、あまりにも不妊治療が一般化してしまったせいか、「不妊症でも治療を受ければ妊娠できる」という認識を持つ方が増えているようです。

まだ不妊治療が一般的ではなかった頃は35歳という年齢が「高齢出産」と線引きされ、それ以降は諦めるのが一般的でした。

その後、有名な芸能人が40代以上の超高齢出産してニュースになったり、不妊治療に関するブログなども人気が出たりして、「私にも」と身近に感じられるようになりましたね。

不妊専門のクリニックが爆発的に増えてハードルも低くなり、「いざとなれば不妊治療すればいいんでしょ?」と比較的安易に考えられるようになったのです。

 

しかし、やはり現実はそれほど甘くはありません。

莫大な治療費がかかりますし、肉体的にもかなりの負担となります。
精神的にも相当追い詰められて辛い経験をすることもあります。

海外では40代以降の体外受精は効果が薄いとしてあまり行われないのが一般的で、日本は例外的に多いのです。

そういった厳しい現実の詳細を直視せず、クローズアップされる成功例ばかりに目を向けているとたいへんなことになります。

実際にそんな方が多いのがとても気になるのです。

 

もちろん、夢をかなえるために努力することは大切です。
可能性を信じてこそ、奇跡も起きるのですから。

最初から不可能と信じて治療を受ける人はいないと思います。

実際に40代半ばまでの女性で妊娠出産される方は当院でもけっこういらっしゃいます。

でも、夢物語だけに浸っていても、いつまでも結果が出なければ永遠に治療を続けなくてはいけなくなってしまいます。

統計学的な現実も素直に受け止める必要がありますよね。

そして、有名人が妊娠できたり、妊活ブロガーの治療法が成功したりすることで勇気をもらうのはいいのですが、自分にも同じことが起きると思い込むのは行きす。

なぜなら、その芸能人や有名ブロガーとあなたの身体は違うからです。
同じ人であれば同じようにうまくいくでしょうが、体質も条件も違うのです。

ですから、まずはご自身のことを客観的に、よく把握することが大事なんです。

お身体の状態をしっかりと見極めたうえで、対策を検討するのが成功の鍵です。

誰かの真似ではない、あなただけの理想の妊活を目指していきましょう(^^)/

憧れだけで飛び出さず、冷静に一歩ずつ。

まずは体質判断から。
いつでもご相談ください。

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