検査を受けてくれない夫は・・・
不妊に悩むご夫婦は、いまや5組に1組とか言われるほどです。
不妊専門のクリニックも増え、実際に治療に取り組むご夫婦も激増しました。
「妊活カップル」の総数だけで捉えると一括りになってしまいますが、それぞれ不妊の原因はさまざまです。
原因は男女半々と言われていますが、実際にクリニックで治療を受けているのはほとんど女性です。
確かに女性側のほうが検査や治療の内容も広範囲に及び、負担が大きいです。
ですが、だからと言って、不妊治療は女性だけのものではありません。
ご夫婦お二人のお子さんに関わるのですから、責任はご夫婦お二人にあるはずです。
不妊治療を受けている女性のほとんどが、ご夫婦お二人で一緒に取り組みたいと考えていらっしゃいます。
いっぽう、男性側の意識はどうでしょうか。
自分が不妊の原因とは認めたくない・そうあってほしくないという男性は少なくありません。
男性不妊の検査は受けたくない・受ける必要がない、とも。
そこまでする必要はない・・・
妻が子どもを欲しがっているなら、妻ががんばればいい。
そこまではっきりと言わなくても、近いことを考えていらっしゃる方がいらっしゃるのは事実です。
精液検査も受けないのは「自分は絶対原因ではなくて彼女が原因」 と妻を責めていることと同じになりますよ。
自分が原因であることを突き付けられる恐怖感
男のプライド
検査の恥ずかしさ・痛さは耐えられない
そうした男性の意識が不妊治療の機会を逃し、女性にとって貴重な時間を奪うことになります。
そして、妻たちは夫の理不尽さに腹を立てながらもプライドを傷つけないように細心の注意を払ったり、懇願したり、あらゆる手を尽くして検査を受けてもらうよう説得しようとしています。
ほんとうに頭が下がります。
本来はそこまで気を遣う必要はなく、堂々と要求していいのですよ。
パートナーなんですから。
不妊治療で実際に動くのは確かに女性かもしれません。
でも、治療に責任を持つのはお二人です。
他人事ではなく、男性もご自身の責任を担っていただかなければ前に進みません。
この際、邪魔をしているプライドは捨てていただきたいと思います。
女性だって痛みや恥ずかしさを耐えて検査を受け通院、仕事や家事をこなし、最大限の努力をしています。
そして、実際に妊娠したら、時には自らの命もかけて出産するのも女性です…
なんとなく気が向かないからと渋っているなら、1日も早く検査を受けましょう。
不妊治療って、ほんとうにたいへんなんですよね。
だから女性専門の鍼灸院として不妊に悩む女性のサポートしています。
少しでも女性の荷が軽くなりますように・・・
あなたは悪くない。
辛くなったらいつでもご相談ください(^^)/