クリニックの不妊治療は拒否しますか?

不妊を克服するためにご夫婦でよくよく話し合われるかと思います。
そして、ある程度の方針や計画を決めて動き出されるのではないでしょうか。
その際、自力でなんとかするか、段階的に生殖医療の手を借りるかで
ある程度方向が分かれるのかもしれません。
あなたは人工的な方法ではなく、自然に授かるのを望まれますか?


不妊治療の詳細は、不妊に悩んで初めて知ることになる領域ですよね。
男女の生殖機能、妊娠のしくみから、不妊の原因や対策、
不妊治療の過程や病院、費用、などなど。
知れば知るほど目から鱗、驚愕ですよね。
ネットや書籍で不妊治療専門の病院でなされる治療の中身を吟味して、
いざ自分の身に照らし合わせてみると、さまざまな思いが湧いてくるでしょう。
なかには、私には無理、耐えられない、嫌だ、と拒否感を感じる方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
そして、男性に多いように感じているのですが、
「そのうちに、きっとできるよ」
「自然に任せよう」
「人工的なのは抵抗感を感じる」
「命に係わることだから、できるだけ自然に」
お二人で話し合っても、その結論に達することもありますよね。
だったら何ができるだろうと考えて、まずはサプリやお茶類、
食べ物や冷え対策の本を買って実践していかれます。
ヨガや加圧トレーニング、そして漢方や鍼灸にも挑戦されます。
「できるだけ自然に」
その気持ちは非常によくわかります。
私は鍼灸師なので、自然妊娠を目指して頑張ろう!という方を全力で応援します。
ただ、現在は数十年前と条件がまったく違ってきています。
生殖医療の目覚ましい発展があり、以前は諦めるしかなかったカップルも
赤ちゃんが授かれる時代になりました。

確かに神秘的な生命の誕生にかかわるデリケートな分野です。
そのため抵抗感を感じてしまうのは理解できます。
けれども、思い出してください。
以前は助かる可能性がまったく無かった病気が、
今では医学の進化のおかげで治る病気になりました。
昔は「治るのを期待して待つ」しかなく、運悪くかかってしまったら
受け入れて死を待つしかなかった病もたくさんありましたね。
でも、そうした病のなかには医療にかかれば治癒が期待できるものもあるのです。
治って当然の病気も多くなり、寿命も伸びていきました。
不妊においても同じことが言えます。
医療の力を借りるかどうか。
不妊治療は拒否するけど、他の病気は迷わず病院へ行かれるのでしょうか。
なぜそこまで不妊を特別視してしまうのでしょうか?
高度生殖医療が怖いと感じるのはなぜでしょう?
重い病気にかかっても、病院で治療を受けるほうが早く治るとわかっていますよね。
現代人としての恩恵を受けることに躊躇は必要無いと思うのです。
現代だからこそのチャンスなんです。
30代後半からは、時間との戦いになります。
「自然に任せる」ことの恐ろしさは多くの不妊治療経験者が語っています。
鍼灸師として、できるだけ自然に妊娠できるようにと願う気持ちは
とても強いのですが、年齢が高くなればなるほど、時間が足りなくなるのも
わかっています。
少しでも早く夢がかなって、幸せな子育てを始めていただくことが
一番なんです。
ですので、相談に来られる方には、まずは病院で検査を受けることを
アドバイスしています。
そのうえで何もかも初体験の不安でいっぱいな妊活をサポートするようにしています。
病院での不妊治療に対する不安や恐れに対しては不妊カウンセラーとして
しっかりフォローしていきます。
検査の結果、残念ながら自然妊娠が難しいとわかった方でも、
病院での治療と併せて、全力で東洋医学による不妊治療をさせていただきます。
併用することで相乗効果を狙っていきますよ。
鍼灸と不妊カウンセリング、心身ともに支えていきます。
安心して不妊治療を受けていただけますように。
すべて、あなたの夢をかなえるために。

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