不妊治療、やめたいですか?
不妊治療をいつやめるべきか?
どうやってやめるべきか?
お悩みの方は多いと思います。
「これだけやってダメだったから」
「もう気持ちがついてこないから」
「身体がきつすぎるから」
「経済的にもう無理だから」
「転勤するのがいい機会だから」
こうした理由はどれももっともだと思います。
とはいえ、それでもやめられない方も少なからずいらっしゃいます。
「まだできることがあるかも」
「もうちょっとがんばればできるかも」
「子どもができるまでやめられない」
「借金してでも」
「引っ越し先にもクリニックはあるし」
やめることを決断できない理由はいくらでもあるのです。
迷いますよね...
両親に孫を見せてあげたい。
お家の事情で、どうしても跡取りを産まないととプレッシャーを感じている方もいらっしゃったりします。
長年やってきたせいで妊活が習慣・人生の目的となってしまい、やめられない。
子どものいない人生という現実に向き合うのが怖い。
以前は自然妊娠ができなければ諦めざるを得なかった方も、人工授精や体外受精という選択肢が確立されて妊娠が叶うようになったのです。
それでも更年期、閉経というタイムリミットがありましたが、今は卵子提供という選択肢もあります。
ひょっとしたら、さらに諦めにくくなったのかもしれません。
なかなか踏ん切りがつかなくなっても当然かもしれませんよね。
不妊治療は「なにげなく」始めるのではなく、はじめのうちに、おおまかでも目安のタイムリミットを設けておくことを、まずはおすすめしています。
何年間だけ、何歳の誕生日まで、採卵するなら何回まで、予算はここまで、といったルールをつくるのです。
そこまでは集中してできるだけのことをやるけど、リミットを越えたら夫婦二人の暮らしを選択する、あるいは養子縁組をする、と将来のことを考えておくのがいいですね。
最初に将来の絵をある程度描いて覚悟を決めておくことで、「どうしたらいいのかわからない」立往生の状態は少しでも回避できます。
始めるからには成功を信じて妊活するのですが、別の視点も持っておく余裕が大事なのです。
もし辛い状況が続いてうつ状態ならば、逃げだしたい気持ちになっている時ならば、衝動的にやめるのはおすすめできません。
後で後悔することになるからです。
そんな時は、できればカウンセリングを受けてくださいね。
ひょっとしたら、うまくいかないのは治療が合わないのかもしれません。
転院して、気分を変えてみるのもいいかもしれません。
生活習慣に問題があるのかもしれません。
心が弱っているので、しばらく休んだほうがいいのかもしれません。
あなたのほんとうのやめどきは、いつでしょう?
最後に決断するのはあなたです。
でも決められないのは迷いがあるから。
迷っている時はカウンセリングを受けましょう(^^)/
後悔しないために。
あなたが幸せになる、ベストなやめどきをみつけましょう。